シルクホースクラブの22年産募集馬について、独自のナゾ血統理論で評価していきます。
今回はサロミナの22、ステップオブダンスの22、ハウナニの22についての血統解説です。
サロミナの22はドゥラメンテ×ドイツ牝系の組み合わせでスターズオンアースと同パターン。
ステップオブダンスの22はドレフォン×ゴールドアリュールの相性が良さそう。
ハウナニの22はめっちゃ欲しいです(非会員)。
血統表を使ってわかりやすく解説してますので見てみてください。
※全頭評価ではなく、高評価の馬だけを紹介していくスタイルでやってます。また、各馬の評価はあくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
よろしくどうぞ。
シルクホースクラブ2023年募集馬評価その8

№53.サロミナの22
父:ドゥラメンテ
募集総額:7000万円
性別:牝
母年齢:13歳
総合評価:B

総合評価:B
母サロミナはドイツオークス馬。
兄に朝日杯FS勝ちのサリオス、姉にG2府中牝馬ステークス勝ちサラキア、G2目黒記念2着のサリエラがいます。
この母とサンデー系種牡馬との相性は今更どうこう説明する必要もないですね。
今回は父ドゥラメンテでサンデー系種牡馬ではないですが、何と言っても母アドマイヤグルーヴなんで。
そこら辺のサンデー系種牡馬よりよっぽどサンデーサイレンスです。
ドゥラメンテ×ドイツ牝系で考えても牝馬2冠のスターズオンアースがいて実績十分。
しかもただドイツ牝系で同じなだけでなく、同じSラインの牝系ですね。

サロミナの22の9代母とスターズオンアースの8代母が同じです(遠っ)。
スターズオンアースの母サザンスターズとサロミナの血統表を比較してみましょう。

まあ、だいたいおんなじ感じですわ(適当)
№54.ステップオブダンスの22
父:ドレフォン
募集総額:3000万円
性別:牡
母年齢:8歳
評価:A

総合評価:A
ドレフォンについてはダート向きの種牡馬ではあるんですが、なんせ血統構成がかなりパワー寄りに振れてしまっています。
なんで母もパワー型になるとパワー×パワーでちょっとバランスが悪いんじゃないかな、というのが私の見解。
実際にこれまでの活躍馬をみても、母にはサンデーサイレンス、キングカメハメハ、ノーザンテースト、トニービン、ちょっとダート寄りとしてもヌレイエフあたりが多いですね。
代表産駒のジオグリフ、デシエルト、コンティノアールの血統表を見てください。



なんだか判で押したように同じ血統が並びます。
あとタイセイドレフォンもヌレイエフを持ってますね。
ドレフォンがかなりパワー型なので、サンデーやノーザンテースト、ヌレイエフで俊敏性と持続力を補強していくのが良いみたいですね。
それではステップオブダンスの22はどうなのかというと、ドレフォン×ゴールドアリュールです。
字面だけ聞くとドレフォンにパワー型なのでこれはどうなん?と思ってしまうかもしれませんが、ゴールドアリュールはよくよく見てみたらサンデーサイレンス×ヌレイエフ。
ああ、これドレフォンにバッチリ合う奴やないかい。
ジオグリフやデシエルトのように芝ダート兼用という訳にはいかんでしょうが、この配合ならダートの大物を出せるんではないでしょうか。

№58.ハウナニの22
父:ナダル
募集総額:3500万円
性別:牡
母年齢:7歳
評価:B

総合評価:B
これぜったい欲しいやつ~♪
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以上。
まぁこの馬のことをとやかく言ってもしょうがない、血統がどうだろうとみんな欲しいに決まってると思うので少しだけ。
まず母のハウナニについてですが、ロードカナロア産駒で母方にサンデーサイレンス有り。
これは良いんですが、ロードカナロアの場合母方にはサンデーと合わせてスペシャル牝系があるのがベストなんですよね。
ロードカナロア産駒のG1勝ち9頭の内6頭がこれに該当。
詳しくはサンデーの募集馬評価になりますがジューヌエコールの解説記事を見てみてください(2頭目です)。
で、ハウナニの母ユキチャンなんですが、スペシャル牝系がないんですよね。
その観点から行くとハウナニに対して父ナダルはスペシャル牝系のバウンドがいるので、母の血統に足りなかったピースを補完する配合と言えます。
あ、そうでした、スペシャル牝系についてはコチラに詳しく書いているのでよろしければ。
あと、ハウナニの22はナダル×ロードカナロア×クロフネ×シラユキヒメなので全体的にはパワータイプと言えるんですが、その中に隠れてとびきり柔らかい血統が入ってます。
それがロードカナロアの母レディブラッサムとナダルの母母父母にあたるウィークエンドサプライズです。
この2頭の血統表を見てみましょう。


レディブラッサムはセクレタリアト=シリアンシーの3×4、そしてウィークエンドサプライズはセクレタリアト≒サーゲイロードの1×3というスゴイ血統です。
全体通してパワー型の血統表の中でこれだけの柔らかい血が入っていて、これはどっちつかずになってしまうのか長所の両取りとなるのか、といったところですね。
ちなみにこれと似た血統で長所の両取りをした典型的な馬というとエーピーインディの父シアトルスルーでしょうね~。
血統表見るとわかりますが、ナスキロ血統とラトロワンヌ牝系でがっつり固めてある血統構成で、まさに柔軟性とパワーを両取りした歴史的名馬ですね。

はい、という訳で全然少しではなくなってしまいましたが、ハウナニの22は話題性だけでなく血統面でも十分に評価できる1頭ですね。

まとめ
サロミナの22
1.母はドイツオークス馬、兄弟にサリオス、サラキア、サリエラの良血。
2.ドゥラメンテ×ドイツ牝系はスターズオンアースと同じパターン。
ステップオブダンスの22
1.ドレフォン産駒は母方にサンデーサイレンス、キングカメハメハ、ノーザンテースト、ヌレイエフなどが好相性。
2.母父ゴールドアリュールはサンデー×ヌレイエフでドレフォンと相性が良さそう。
ハウナニの22
1.母ハウナニに足りなかったスペシャル牝系を父ナダルで補完。
2.全体的にパワー血統だがレディブラッサムとウィークエンドサプライズという柔軟性のある血統も持っている。
3.これぜったい欲しいやつ
その他のシルク募集馬評価はコチラです。
※当サイトの評価方法について気になった方は当サイトの評価基準と価基準と考え方、みたいなものを見てみてください。
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