シルクホースクラブの追加募集が始まりますね。
私はシルク会員ではないんですが、今回の追加募集はかなりイイ!
正直なところ同時期に募集しているキャロットの追加募集よりも欲しい馬多かったですね。
これはうらやましいっす。
※各馬の評価はあくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
シルクホースクラブ2022年 追加募集馬評価
№75.オーサムフェザーの20
父:ハーツクライ
募集総額:5000万円
性別:牡
母年齢:12歳
総合評価:B
牝系評価
【母の繁殖成績】
重賞勝ち無し。
【祖母の繁殖成績】
オーサムフェザー:BCジュヴェナイルフィリーズ等米G1を2勝。
【3代母の繁殖成績】
重賞勝ち無し。
母オーサムフェザーはアメリカG1を2勝。
繁殖としても青葉賞3着、小倉記念3着のスーパーフェザーを産んでまずまず成功しています。
配合評価
ハーツクライ産駒でリファール4×4、母母父にゴーンウエスト。
朝日杯FS勝ちのドウデュースと共通点の多い配合です。
祖母プレシャスフェザーが俊敏性の高い配合で走る確率はかなり高いと思います。
配合としては文句無しです。
総合評価:B
配合としては文句無し。
牝系の実績があともう一歩あればA評価だったんですが。
でも測尺も良ければもうほんとにAでも良いくらい。
てゆーかAにしたい。
→測尺はもう一つでしたかね…
№76.ファイナルディシジョンの20
父:ロードカナロア
募集総額:4800万円
性別:牝
母年齢:7歳
総合評価:C
牝系評価
【母の繁殖成績】
データ無し。(3番仔)
【祖母の繁殖成績】
Informed Decision:BCフィリー&メアスプリント等米G1を3勝。
【3代母の繁殖成績】
Westheimer:米G2勝ち。米G3勝ち。
母ファイナルディシジョンは兄弟にアメリカG1を3勝したInformed Decisionがいる良血。
祖母の兄弟にも重賞ホースがおり牝系としての実績は良い方ですね。
配合評価
ロードカナロアは去年あたりは目立った活躍馬がなかったですが、今年に入ってまたパンサラッサを筆頭に活躍が目立ってきました。今後もキンカメの後継として実績を出していくはず。
さて、母ファイナルディシジョンとの組み合わせですが、かなりクロスが多く父母相似配合と言っていいと思います。
気になるのが父母レディブラッサムの持つセクレタリアト=シリアンシーの全きょうだいクロスをさらにセクレタリアトで継続クロスしているところですね。(母父母父母Weekend Surpriseの父がセクレタリアト)
ちょっとわかりにくいので下記リンクを見てみてください。
ロードカナロアの母レディブラッサム(セクレタリアト=シリアンシー3×4)https://www.jbis.or.jp/horse/0000308961/pedigree/
レディブラッサムとファイナルディシジョンの父Super saver(セクレタリアトの継続クロス)https://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=39&y=18&sire=0001195331&broodmare=0000308961
このクロスは全体的に柔軟性が向上する効果があるようなので、柔らかくなりすぎないといいけど、というのが懸念材料ですね。
ただ、組み合わせの相性自体は良いです。
総合評価:C
この馬もかなり好配合。
牝系も良いし、牡馬ならB評価ですね。
№77.レーヌドブリエの20
父:エピファネイア
募集総額:6000万円
性別:牡
母年齢:8歳
評価:D
牝系評価
【母の繁殖成績】
データ無し。(2番仔)
【祖母の繁殖成績】
重賞勝ち無し。
【3代母の繁殖成績】
メジロドーベル:オークス等G1を5勝。
祖母が名牝メジロドーベル。
ライバルだったキョウエイマーチの牝系からマルシュロレーヌという大物が出たことだし、こちらも頑張ってほしい。
配合評価
エピファネイアはあまりアベレージの高いタイプではなくて、これはキャロット追加募集馬の記事でも書いたんですが、おそらく父シンボリクリスエスの影響だと思うんですよね。
レーヌドブリエの20も上級クラスまで行く確率はと聞かれると、あまり高いとは言えないと思います。
ただ、一発大物の可能性もあるので、測尺、特に管囲は必ず確認したいです。
→測尺は悪くないですね(*^∇^*)
総合評価:D
祖母メジロドーベルで活躍して欲しいんですが、確率としてはあまり高いとは言えないです。
ただ、エピファネイアは一発大物があるので淡い期待だけしときます。
№78.ルミナスハッピーの20
父:ハービンジャー
募集総額:3000万円
性別:牡
母年齢:15歳
総合評価:B
牝系評価
【母の繁殖成績】
ルミナスウォリアー:G3勝ち。
【祖母の繁殖成績】
重賞勝ち無し。
【3代母の繁殖成績】
リアリーハッピー:米G3勝ち。
兄に函館記念勝ちのルミナスウォリアー。
祖母リアリーハッピーはアメリカG3勝ち。
G3とは言えコンスタントに重賞ホースを出しているのは良いかなと思います。
配合評価
函館記念を勝った兄ルミナスウォリアーは父メイショウサムソンでした。
サムソンはオペラハウス×ダンシングブレーヴでかなり重厚そうな配合なんですが、メイショウサムソンの祖母ウイルプリンスがナスルーラ3×4でここからスピードを補っています。
なので、父がハービンジャーに変わるとスピード不足にならないかが心配かな。
うまくアグネスタキオンの俊敏性が伝わってくれればパワーはサムソンよりもハービンジャーの方が上なので良いと思うんですが。
総合評価:B
配合評価はあまり高くは付けなかったんですが、母年齢も問題無しで、牝系もまずまずということでB評価としました。
ただ、正直C評価に近いかな…。
№79.カールファターレの20
父:ダンカーク
募集総額:2400万円
性別:牡
母年齢:13歳
総合評価:B
牝系評価
【母の繁殖成績】
重賞勝ち無し。
【祖母の繁殖成績】
重賞勝ち無し。
【3代母の繁殖成績】
エアグルーヴ:オークス、天皇賞秋、G1を2勝。
3代母はオークス馬ダイナカール。
ダイナカールと言えば大成功を収めているエアグルーヴ牝系があまりに有名ではありますが、こちらのラインは比較的実績を残せていない傍流のラインと言えます。
とは言え、兄にシークレットラン、アドマイヤルプスと2頭のOP馬を出しており、母年齢も13歳時の仔ということでここらで重賞勝ちまで行っても良いころかなと思います。
配合評価
父ダンカークはアメリカ産なのでパワーと心肺機能もそこそこあるんですが、アンブライドルズソング×エーピーインディだから俊敏性と柔軟性も高く、特に柔軟性は指折りです。
逆に持続力が不足しており俊敏性とパワーもソコソコなのでやや一本調子になりやすいんですが、そこは俊敏性と持続力のある牝系ですから特に不安要素にもなりません。
これは間違いなく好配合ですね。
総合評価:B
今回の10頭の中でも1番の好配合、母年齢もバッチリ、牝系は3代母にオークス馬ダイナカール。
文句無しと言いたいところなんですが、祖母と母の繁殖成績がイマイチなためB評価としました。
ただ、今回の追加募集馬の中でコスパが良いのはこれかなと思います。
私がシルク会員だったらこれポチっちゃうな。
№80.バシマーの20
父:サトノアラジン
募集総額:2200万円
性別:牡
母年齢:17歳
総合評価:B
牝系評価
【母の繁殖成績】
重賞勝ち無し。
【祖母の繁殖成績】
Yehudi:仏G1を2着。
【3代母の繁殖成績】
Capo Di Monte:米G3勝ち。
ウインドインハーヘア:独G1勝ち。
3代母バークレアはディープインパクトの祖母として有名。
日本ではこれ以上ないブランド牝系と言っていいと思います。
ただ、肝心の母バシマーがここまで活躍馬を出すことが出来ずに今回が17歳時の仔となるとちょっと…。
配合評価
父サトノアラジンはディープインパクト後継種牡馬で21年が初年度。
ファーストサイアーランキング9位という結果はまあマズマズといったところでしょうか。
マジックストームが名牝なのでもっとできると思っているのですが。
バシマー20についてはパッと目につくのはやはりバークレアのクロスですね。
これだけ優秀な牝系でありながらもう一つ結果が残せていない繁殖ですが、このバークレアクロスが最後の望みといったところでしょうか。
ディープがいる間にバークレア3×3をためして欲しかったですが…。配合自体は悪くないと思うんですがもう母も高齢になっているだけにどうかな。
総合評価:B
牝系は超一流で配合も良い。
ただ、母は繁殖として重賞勝ちを果たせないまま高齢となっていることを考えると普通はやめた方がいいかな、と思います。
ただ、バークレアのクロスはトーセンラー産駒の19年産が初めてなので、ここに期待する手はあるかな。
№81.サルスエラの20
父:エピファネイア
募集総額:6000万円
性別:牡
母年齢:15歳
総合評価:A
牝系評価
【母の繁殖成績】
重賞勝ち無し。
【祖母の繁殖成績】
フレールジャック:G3勝ち。
マーティンボロ:G3を2勝。
【3代母の繁殖成績】
Mezzo Soprano:仏G1勝ち。
この実績だけでも十分ですが、何といっても母サルスエラの姉がヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロスと3頭のG1ホースを産んだ名牝ハルーワスウィートですからね~。
配合評価
エピファネイアはあまりアベレージの高いタイプではないというのはレーヌドブリエのところでも書きました。
ただこのサルスエラの20については祖母が何と言っても俊敏性と持続力の塊ハルーワソングなので、エピファネイアにとってこれ以上ない相手だと思います。
ここまでの母の繁殖実績は多少気になりますが、今までのサルスエラの仔と違うのはHaloの継続クロスになっていること。
これはヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロスの3頭ともに共通している点です。
総合評価:A
この牝系のポテンシャルとエピファネイアの爆発力、そして今までの仔と違ってHaloの継続クロスとなっていること。
これらを考えるともうA評価にするしかないでしょ。
№82.ジョウノカーラの20
父:キズナ
募集総額:3000万円
性別:牡
母年齢:11歳
総合評価:B
牝系評価
【母の繁殖成績】
重賞勝ち無し。
【祖母の繁殖成績】
重賞勝ち無し。
【3代母の繁殖成績】
重賞勝ち無し。
配合評価
キズナにデインヒル産駒の凱旋門賞馬ディラントーマス、ヨーロッパの傍流血統インディアンロッジということで、ややスピード不足の懸念があります。
持続力と心肺機能はありそうなので、ディープの俊敏性がうまく伝わってくれればよさそうですが…。
総合評価:B
牝系や配合はあまり高い評価はできなかったんですが、キズナ産駒なのでダートも走れそう、管囲もOK、母年齢もちょうど良いということでB評価にしました。
コツコツ頑張ってくれるタイプかな。
№83.ミスセレンディピティの20
父:ドゥラメンテ
募集総額:5000万円
性別:牡
母年齢:12歳
総合評価:B
牝系評価
【母の繁殖成績】
重賞勝ち無し。
【祖母の繁殖成績】
ミスセレンディピティ:亜G1を2勝。
【3代母の繁殖成績】
Malinche:亜G1勝ち。
配合評価
母ミスセレンディピティは流行のアルゼンチン血統。
アルゼンチン血統と言えばディープインパクトとの相性がバツグンでした。
アルゼンチン血統は良い意味で何も無い感じがディープインパクトの良さを引き出してるんでしょうかね。
実はアルゼンチン血統の良いところが今一つ掴めなくて良くわからんのですよね。
もし引き出しタイプとしてディープと相性が良いという仮説が正しいとすると、同じ引き出しタイプのキンカメ系とはあまり合わないような気もしますね。
総合評価:B
牝系は優秀なんですが、配合はあまり良くないんじゃないかなぁと思っています。
測尺ももう一つでこちらもコツコツタイプかな~という印象。
№84.キューティゴールドの20
父:ブラックタイド
募集総額:3500万円
性別:牝
母年齢:16歳
総合評価:D
牝系評価
【母の繁殖成績】
ショウナンパンドラ:G1を2勝
【祖母の繁殖成績】
ステイゴールド:G1香港ヴァーズ勝ち。
レクレドール:G2、G3を各1勝。
【3代母の繁殖成績】
サッカーボーイ:G1を2勝。
牝系はおなじみサッシュ一族、母もジャパンカップと秋華賞を勝ったショウナンパンドラを出しております。
配合評価
ディープの全兄ブラックタイド産駒なので、ディープ産駒のショウナンパンドラと同血の妹ということになります。
父が変わったとはいえ実績のある配合で文句無しでしょう。
実際、ブラックタイドから俊敏性と持続力を、フレンチデピュティからパワーと柔軟性を、ゴールデンサッシュから持続力と心肺機能をそれぞれいいとこどりすると重賞級でしょうね。
総合評価:D
母は繁殖としての実績を考えると3500万は比較的安い方だと思います。
16歳という年齢を考慮したのか、ブラックタイド産駒だからなのかよくわかりませんが。
ステイゴールドフリークとしては気になる馬ではあります。
総合的にみるとこの一族らしく確率はあまり高くはないが一発ホームランもありそうな感じですね。
まとめ
今回の募集馬ではサルスエラの20の確率が高そうかなと思います。
まぁ高すぎなんですが…。
コスパ重視ならカールファターレの20は良いと思います。
測尺も悪くないですね。
あと測尺を見て評価を上方修正したいのは牝馬のファイナルディシジョンの20ですね。
この馬は大物かも知れないっす。
※当サイトの評価方法について気になった方は当サイトの評価基準と考え方、みたいなものを見てみてください。
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