サンデーサラブレッドクラブの22年産募集馬について、独自のナゾ血統理論で評価していきます。
今回はアステリックスの22、ジューヌエコールの22、パストフォリアの22についての血統解説です。
アステリックスの22はエピファネイア産駒の成功パターン、ジューヌエコールの22もロードカナロア産駒の成功パターンと言えるので、そのあたりを解説してみました。
パストフォリアの22はストームキャット×シンボリクリスエスのニックスですね。
血統表を使ってわかりやすく解説してますので見てみてください。
※全頭評価ではなく、高評価の馬だけを紹介していくスタイルでやってます。また、各馬の評価はあくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
よろしくどうぞ。
サンデーサラブレッドクラブ2023年募集馬評価その1
![](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/06/volunteer-422598_1280-1024x682.jpg)
№101.アステリックスの22
父:エピファネイア
募集総額:7000万円
性別:牡
母年齢:12歳
評価:A
![アステリックスの22血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/05/05e611c32bd0ad6d203f952f2f7f5417-1024x769.png)
総合評価:A
NHKマイルカップ勝ちアエロリットの弟。
アエロリットは父クロフネでしたが、こちらの父はエピファネイア。
エピファネイア産駒はサンデーサイレンスのクロスとサドラーズウェルズのクロスがあるかどうかがポイントで、もっと細かく言うとヘイローとスペシャル牝系を強調することがポイントです。
たぶんシーザリオ的な要素を強調したいってことだと思います。
なんとエピファネイア産駒の重賞勝ち6頭の内、デアリングタクト、サークルオブライフ、アリストテレス、イズジョーノキセキ、ジャスティンカフェと5頭が当てはまります。
ヘイローは青色囲み、スペシャル牝系は紫色で囲んでわかりやすくしてみました。
![デアリングタクト血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/04/5b29ccb2879ee8675ef93c29cbd8001a-1024x769.png)
![サークルオブライフ血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/04/696ac191aebb5a5181f3fa8f7e406c2d-1024x744.png)
![アリストテレス血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/04/751e9632d98ba3d890848dfd9d4e9f45-1024x759.png)
![イズジョーノキセキ血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/04/381ea516d7b36ce69e2208fc7207f25c-1024x773.png)
![ジャスティンカフェ血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/06/965128e8e3112c105856d28156115c3b-1024x754.png)
スペシャル牝系については少しわかりにくいかと思いますが、コチラの記事に詳しい説明を載せてますので宜しければどうぞ。
最も代表的な馬はサドラーズウェルズとヌレイエフの2頭ですね。
リンク開くのめんどくさいなと思ったら下の比較血統表だけでも見てみてください。
![ヌレイエフとサドラーズウェルズの比較血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/02/33a0aca6296e8c5dbd3276062dd97007-1024x812.png)
今回のアステリックスの22はバッチリ当てはまってますね。
エピファネイア産駒はけっこう走るポイントがわかりやすいので、今回のアステリックスの22はオススメしやすいです。
![アステリックスの22血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/05/ef69ef858782d74958422c8e5896700a-1024x769.png)
175万円かかりますけどそこについては一切触れないスタイルで!
№106.ジューヌエコールの22
父:ロードカナロア
募集総額:7000万円
性別:牡
母年齢:8歳
総合評価:A
![ジューヌエコールの22血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/05/c825e0634786138c27187610fa6ff3d3-1024x781.png)
総合評価:A
母ジューヌエコールは重賞2勝。
ロジユニヴァース、ディアドラ、ソングラインなど活躍馬を多数送りだす名門ソニンク牝系ですね。
ロードカナロア産駒は成功ポイントがわかりやすくて、母方にヘイローとスペシャル牝系がある産駒から大物がよく出ています。
実にG1馬9頭の内6頭がこの条件に当てはまり、アーモンドアイもサートゥルナーリアも同様です。
青色囲みがヘイロー、緑色囲みがスペシャル牝系です。
![アーモンドアイ血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/05/aeb1239bc31d93e90d7e8566ef100116-1.png)
![サートゥルナーリア](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/05/9f6b735842ce91bc3aa8884f2d4c8e71.png)
今回のジューヌエコールの22もこれに当てはまります。
![ジューヌエコールの22血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/05/ae913c1c59300f86c5c7996c08bf52b6-1024x781.png)
フレンチデピュティを黄色で囲んであるんですが、この部分はJBCスプリント勝ちのレッドルゼルと共通です。
もちろんレッドルゼルもヘイロー、スペシャル牝系持ち。
![](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/05/c5c1d83db8a3e5bd7ef59746c3fae3ed-1024x777.png)
レッドルゼルの場合は母フレンチノワールがフレンチデピュティ×フジキセキというダート黄金配合(by望田先生)だったのでダート馬でしたが、こちらのジューヌエコールの場合は祖母がアグネスタキオン×マキャベリアンなんで芝向きではないかと思います。
№108.パストフォリアの22
父:ロードカナロア
募集総額:5000万円
性別:牝
母年齢:13歳
評価:B
![](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/06/ed2e2b521948f3e68e9198a2ee12aa0e-1024x768.png)
総合評価:B
全姉サブライムアンセムはG2フィリーズレビューの勝ち馬。
ロードカナロアはヘイローとスペシャル牝系を合わせると大物が出やすいです。
パストフォリアの22はヘイローはありますが、スペシャル牝系は無いですね。
ただ母父シンボリクリスエスはロードカナロアと相性が良く、重賞勝ちも姉のサブライムアンセムの他にレッドガランもいます。
これはロードカナロアの母父ストームキャットとシンボリクリスエスがニックスだからじゃないですかね。
具体的にはストームキャットの母ターリングアとシンボリクリスエスの母父ゴールドメリディアンが共通点の多い血統でニアリークロスになるからかな。
ナスキロ的なキレとアメリカンパワーを伝えることができるんじゃないかと思います。
このニックスで有名なのがキズナ×シンボリクリスエスのソングライン、アカイイトですね。
![ゴールドメリディアンとターリングア比較血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/06/2f2d34c6ed8fe45cbb59e275223996d0-1024x793.png)
![ソングライン血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/06/9f8ac0012790ea2b31754d3fe19b00be-1024x750.png)
![アカイイト血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/06/fe8b34df0510dfdde3d94de89f8c1642-1024x777.png)
当然この馬も期待大です。
![パストフォリア22血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/06/81f41048b5eed557684ce1e00d00f9b4-1024x768.png)
まとめ
アステリックスの22
1.アエロリットの半弟。
2.ヘイローとスペシャル牝系を強調したエピファネイア産駒の成功パターン。
ジューヌエコールの22
1.名門ソニンク牝系で母ジューヌエコール自身も重賞2勝。
2.ヘイローとスペシャル牝系を強調したロードカナロア産駒の成功パターン。
3.さらにJBCスプリント勝ちのレッドルゼルとはフレンチデピュティが入る点も共通。
パストフォリアの22
1.全姉サブライムアンセムはG2勝ち。
2.ロードカナロア×シンボリクリスエスはストームキャット×シンボリクリスエスのニックス。
他にもサンデー募集馬の評価してますのでよろしくお願いします。
※当サイトの評価方法について気になった方は当サイトの評価基準と価基準と考え方、みたいなものを見てみてください。
コメント