キャロット21年募集馬の評価その12、№82~№88までになります。
※あくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
評価基準については当サイトの血統評価の基準と考え方、みたいなものの記事を見てみてください。
№1~№7までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価 その1
№8~№16までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その2
№17~№23までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その3
№24~№29までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その4
№30~№36までの馬の評価は キャロットクラブ2021年 募集馬評価その5
№37~№43までの馬の評価は キャロットクラブ2021年 募集馬評価その6
№44~№50までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その7
№51~№59までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その8
№60~№67までの馬の評価は キャロットクラブ2021年 募集馬評価その9
№68~№75までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その10
№76~№81までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その11
キャロットクラブ2021年 募集馬評価 その12
№82.ホワイトミーティアの20
父:リオンディーズ
募集総額:1800万円
性別:牝
評価:B
祖母に米G1勝ちのガヴィオラ。その他に重賞勝ち馬は無し。あまり強調材料のある牝系ではありません。
評価:B
父リオンディーズはキングカメハメハ譲りのバランスがウリの種牡馬。
やや俊敏性が低いのでそこをうまく母方から補いたい。
母のホワイトミーティアはゼンノロブロイ×ナスキロの強いガヴィオラで俊敏性と柔軟性を補うには十分。
持久力と心肺機能もまずまずといったところで走る確率が高そうな配合だと思います。
№83.リリウムの20
父:イスラボニータ
募集総額:2000万円
性別:牡
評価:D
姉にオークス3着のアイスフォーリス。
祖母の兄弟に米仏でG1を4勝したダハール、米G1を3勝のリヴリア、米G1勝ちDelegant、同じく米G1勝ちDahlia’s Dreamer、アメリカで重賞2勝のLlandaff、フランスで重賞2勝のWajd、米G1で3着のデイカードレム。
3代母はG1を10勝の名牝Dahlia。
実績のある母ですが、16歳時の仔ということで高齢になってきたのがどうか。
評価:D
父イスラボニータはイスラコジーンの柔軟性を強く伝える配合。
俊敏性、持久力、心肺機能を母方から補いたい。
一方母リリウムはパワーを伝える配合。
よっぽどかみ合わないと上級クラスに上がるのは難しいかと思います。
№84.グリューヴァインの20
父:キズナ
募集総額:2200万円
性別:牝
評価:C
こちらは4代母まで重賞勝ち馬は無し。
マルティンスタークから続くキャロットゆかりの牝系でコンスタントに活躍はしてくれそうですが。
評価:C
父キズナは高い確率で持久力を伝えつつ、ディープインパクトの俊敏性、Storm Catのパワーと柔軟性を伝えることで成功している種牡馬。
母方から俊敏性と心肺機能を補って行きたい。
母グリューヴァインはゴールドアリュールが俊敏性、持久力、心肺機能の高いバランスタイプですが、マルティンスタークが俊敏性、心肺機能が弱点。
キズナ×ゴールドアリュールの相性が良いのでそこそこ期待はできると思いますが。
№85.カニョットの20
父:スクリーンヒーロー
募集総額:1800万円
性別:牝
評価:D
母カニョットはアルゼンチンのG1勝ち。
祖母の兄弟にに米亜でG1を2勝のCampagnarde。
3代母の兄弟に亜伊でG1を2勝のCampero。
これはかなりの良血なのですが、母の産駒はここまで活躍できておらずどうでしょうね。
評価:D
父スクリーンヒーローはグラスワンダーのパワーと心肺機能、ランニングヒロインの俊敏性と持久力を伝えることで大物を出してきた種牡馬。
しかし母カニョットは母母の部分、Compagneがほぼ有効な血が無くポテンシャルが低いです。
ちょっと苦戦かと思います。
№86.シンハリーズの20
父:リアルインパクト
募集総額:3200万円
性別:牝
評価:D
兄弟にオークス馬シンハライト、G3勝ちのアダムスピーク、同じくG3勝ちリラヴァティ。
母シンハリーズは米G1勝ち。
祖母Baizeまではそれほど目立った牝系ではなかったが、母シンハリーズから急激に活躍馬が出ています。
名牝シンハリーズですが母18歳時の仔と高齢になってきているのがどうか。
評価:D
種牡馬リアルインパクトはディープインパクトの俊敏性、持久力とトキオリアリティーのパワーを伝え、心肺機能も安定して及第点のレベルにあり、なかなかのポテンシャルを持っています。
母シンハリーズについては、母母の部分Baizeのポテンシャルがあまり高くないのですが、母父Singspielの俊敏性と柔軟性を高確率で伝えて母として大成功しています。
私の評価法だと母母Baizeの部分でどうしても高い評価を付けづらいのですが、今回も走る子を出してくる可能性はありますね。
№87.グローバルビューティーの20
父:Gun Runner
募集総額:2600万円
性別:牝
評価:B
母グローバルビューティーはアルゼンチンのG1勝ち馬。
3代母の兄弟に英G2勝ちチャーリッシュチャーム。
母はG1ホースですが、牝系自体はまぁまぁといったところですね。
評価:B
父Gun RunnerはアメリカのダートG1を勝ちまくった馬ですが、血統を見るとFappianoクロスにGiant’s Causeway、Candy Stripesと日本の芝向きの俊敏性、柔軟性、持久力が備わっています。
また、母グローバルビューティーは母母のKiwi Girlがものすごい配合で、Nureyev≒Fairy Kingの2×2とFire the Groom≒ブラッシングストームの2×2を同時に持っています。
もちろんこんな配合ですから伝える能力も相当で俊敏性、持久力、心肺機能を高レベルで持っています。
もし人気がないようなら狙ってみても良いんではないでしょうか。
№88.キャヴァルドレの20
父:War Front
募集総額:5000万円
性別:牡
評価:E
母キャヴァルドレは仏G3勝ち。
その他には重賞勝ち馬は無し。割と地味な牝系ですよね…。
この母の一番気になる点は、母父サンデーブレイクという馬。
なんだろうと思って調べてみたら、ノースヒルズ産でキズナ、ファレノプシスの兄弟でありながら父にフォーティナイナーを付けてアメリカで走ってそのまま種牡馬になったという変わり種。
サンデーブレイクを使って将来的に何かおもしろいクロスでも狙ってるんでしょうか。
評価:E
父WarFrontは父父Danzig、父母Starry Dreamerともにバランスタイプ。
ただ、父母Starry Dreamerは俊敏性が高く、心肺機能は弱点となっています。
このため心肺機能は母方から補いたいところですが、母キャヴァルドレも心肺機能は弱点となる配合構成。
Mr. Prospector、Storm Cat、Damascusと俊敏性、パワー、柔軟性を伝える血をクロスしている好配合馬だけにもったいないですね。
今回はこんなところです。
さて、関西馬も全馬評価を終わりましたので次回は地方馬をやります。
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