当サイトの血統評価の基準と考え方、みたいなもの

当サイトで私が行っている血統評価の基準について簡単に。

※今まではA~Fまでの6段階に分類していましたが、それを少し変更し、A~Eまでの5段階としました。(2021年8月に変更)

評価基準

それぞれ3勝以上できる確率を評価して分類しています。

  • 評価A:約45%の確率で3勝以上
  • 評価B:約35%の確率で3勝以上
  • 評価C:約30%の確率で3勝以上
  • 評価D:約20%の確率で3勝以上
  • 評価E:約15%の確率で3勝以上

評価する方法は血統のみです。 馬体の見方は正直なところ全然わかりません(^^;)

なんで3勝以上する確率で分類しているのか?

一応それなりの理由があります。

主に次の4つ。

  1. 一口馬主では3勝クラスが損益分岐点になることが多い
  2. G1を勝つような馬は血統だけでは測ることができない
  3. 未勝利で終わるような馬も血統だけでは測ることができない
  4. 3勝以上したか、で分類したら最も差が顕著だった

1.一口馬主では3勝クラスが損益分岐点になることが多い

各クラブで募集されている馬は安い馬もいれば高い馬もいるので、一概には言えませんが、平均すると募集総額は2000万円くらいではないかと思います。

そうすると預託料やその他もろもろを勘案して、控除前で6000万円から7000万円くらいの賞金を獲得することができれば回収率100%を超えてくるんじゃないでしょうか。

このくらいの獲得賞金ですとだいたい3勝クラスの馬かなと思います。

という訳で、「平均的な価格の馬に出資したときの目安になる」と考えて3勝できる確率を評価基準としています。

2.G1を勝つような馬は血統だけでは測ることができない

なんだよ、と思われるかも知れませんが、やはり血統が良いだけでG1を勝つというようなことはありません。

育成牧場やトレセンでの調教はもちろん大事ですし、その馬の気性もとても大事です。馬は生き物ですから。

様々な要素がうまくかみ合って初めてG1級の馬になるんではないかと。

本当であればわかりやすく「A評価はG1級です!」と言いたいところですが、いくら血統が良くてもそれだけで「この馬はG1勝てる」なんてことは言えないかなと思っています。

血統はとても重要な要素ですけどね。

それに、そもそも同じ血統の馬が全て同じ競争能力を備えているわけでもない。

望田潤さんが「血統は所詮ガラガラポン」みたいなことを言っていましたが、これは遺伝の本質を分かりやすく表現しているなぁと思います。

3.未勝利で終わる馬も血統だけでは測ることができない

いくら競争能力が高くても、ケガをしやすかったり病気がちな体質で未勝利に終わってしまうかもしれないし、馬自身に走る気が全くないなんて可能性もあるかもしれない。

未勝利で終わってしまう馬にはこういった馬が少なくない頭数でいるのではないかと思います。

そんな状況だとすると、血統で統計をとってもあまり優位な差は出てこないかなぁと思っています。

なので本当は「勝ち上がり率〇〇%」みたいな基準にしたいんですが、ちょっと難しいかなと。

4.3勝以上したか、で分類したら最も差が顕著だった

血統評価をして点数を付け、統計をとってみたら「3勝以上したか」で分類するのがいちばん優位な差があった。

結局のところ「損益分岐点になりそう」ってことと、「3勝で分けたら差が出た」ていうのがすべてなんですが(^^;)。他の2つの理由は、なんでかなって考えた後付けの理由でしか無いです。

この45%とか35%とか歯切れの悪い数字はなんなのか?

この45%とか35%とか歯切れの悪い数字はなんなのか? と思っていますよね。

なんでこんな数字かというと実際に統計をとった数字だからです。

私はある独自の算出方法で血統を評価し点数をつけています。そして点数の高い方からおよそ5等分してA~Eまで分類したら、A評価の馬は約45%の確率で3勝以上、B評価の馬は約35%の確率で3勝以上、というようなデータが得られた、ということなんです。

なので、ちょっと気持ち悪いですがこのような歯切れの悪い基準になっております。

ちなみに今のところ約220頭のクラブ馬を評価して統計を取ったのですが、今後もう少しデータを増やしたいと思っています。

その時はまた基準が少し変わるかもしれません。

基準の変更について

この記事を書いている2021年8月の段階で、A~Fの6段階評価からA~Eの5段階評価に変更しました。

これについては、よりフラットな分類になるようにデータの切り取り方を変更しただけで基本の評価方法は変わっておりません。

わかりやすく言うと、今までは大半の馬にF評価やE評価を付けていて、A評価やB評価はほんの数パーセントの馬にしか付けていませんでした。

これを変更して今回の5段階評価ではほぼ20%ずつになるように分類しています。(ややE評価が多いですが)

なので、今までA評価やB評価だった馬が急にE評価やF評価になるといったことはありません。ご安心ください。(誰が心配しとるのかいね、とは思うが)

今回はこんなところです。いや~しかしこの記事、だれか興味ある人いるんだろうか。

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