シルクホースクラブの募集馬について、独自のナゾ血統理論で評価していきます。
今回から関西馬編です。
4段階評価でA評価、B評価を付けた高評価の馬を紹介していきますので、よろしくどうぞ。
※各馬の評価はあくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
シルクホースクラブ2022年 募集馬評価その4
№45.パーシーズベストの21
父:ロードカナロア
募集総額:4500万円
性別:牝
母年齢:8歳
総合評価:B
総合評価:B
祖母パーシステントリーはアメリカダートG1馬。
ロードカナロア×ディープインパクトは思ったより大物が出ていなくて、重賞2勝したファンタジストくらいしか見当たりません。
おそらく緩すぎるというカナロアの弱点を母父ディープだとなかなかフォローできず、一線級までの馬にならないのではないかと思います。
ではファンタジストはどんな配合かというと、カナロアとディープ以外の母母の部分がデインヒル×ロベルトでかなりパワー寄りになっています。
また、ヒズマジェスティのクロスもあり、合わせてカナロアの緩さをフォローできたんではないかと思います(比較血統表の上半分を見てみてください)。
それを踏まえた上でパーシーズベストの21ですが、カナロアとディープ以外の母母の部分はスモークグラッケン×デピュティミニスター×シーキングザゴールド×ニジンスキーとなっています(比較血統表の下半分です)。
スモークグラッケンはかなり柔軟性の高い血統ですが、ジャストリワードはかなりのパワー血統です。
しかもストームバード≒ニジンスキーのニアリークロスもできるので、カナロアの緩さをフォローできるんではないかと思います。
というわけで、ファンタジストコースを期待したいです。
№46.サロミナの21
父:ハーツクライ
募集総額:7000万円
性別:牝
母年齢:12歳
総合評価:B
総合評価:B
母サロミナはドイツオークス馬で、サラキア、サリオス兄弟の妹。
これだけの繁殖実績がありながらまだ母12歳時の仔というのは素直にすごいです。
ドイツ血統はなかなか評価が難しいんですが、祖母ザルデンティゲリンがパワーと持続力と心肺機能が高く、これがサンデー系の種牡馬と相性が良いんだと思います。
№47.インヘリットデールの21
父:エピファネイア
募集総額:6000万円
性別:牡
母年齢:7歳
評価:B
総合評価:B
母インヘリットデールの兄弟にG1朝日杯FS勝ちフサイチリシャール、G3クイーンカップ勝ちライラプス、祖母フサイチエアデールは重賞4勝という良血。
クロノジェネシス、ノームコア姉妹も同じ牝系ですね。
インヘリットデール自身は俊敏性と持続力が高い血統構成なんですが、これがエピファネイアと相性良いんですよね。
エピファネイア産駒ならこれかな~。
№49.キープシークレットの21
父:ドレフォン
募集総額:4000万円
性別:牡
母年齢:6歳
評価:A
総合評価:A
母の半姉にフランス1000ギニー3着のワイルドウインド。
3代母がモネヴァッシアなので、リアルスティール、ラヴズオンリーユー兄弟と同じ牝系です。
父ドレフォンはディープやハーツなど俊敏性と持続力の高い血統と合わせると日本の芝向きの馬を出すことが多いんですが、この馬も母父ダイワメジャーで3代母モネヴァッシアなので、ドレフォン産駒の中でもクラシック路線を目指すことができる配合構成だと思います。
今のところドレフォン産駒の成功パターンと言えば、ジオグリフとデシエルトを出したキングカメハメハ×サンデーサイレンスとの組み合わせですよね。
そういう意味でもサンデーサイレンスとキングマンボの全妹モネヴァッシアを持つこの馬は成功パターンと言えるんじゃないでしょうか。
ドレフォン産駒の特徴についてはこちらの記事もどうぞ。
父ドレフォンが母父ディープインパクトと成功する理由【種牡馬考察】
まとめ
今回の4頭の中ではキープシークレットの21が注目です。
ドレフォン×ダイワメジャーで3代母がモネヴァッシアときたら完全に芝で走るタイプのドレフォン産駒ですわ。
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よろしく~。
※当サイトの評価方法について気になった方は当サイトの評価基準と考え方、みたいなものを見てみてください。
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