ユニオンオーナーズクラブの22年産募集馬について、独自のナゾ血統理論で評価していきます。
今回はマザイ22とイトククリ22についての血統解説です。
マザイ22は父サートゥルナーリアの緩さをキングマンボのニアリークロスでカバーする配合になってますね。
イトククリ22はパワータイプの父ミスターメロディと芝王道血統の母イトククリのバランスが良く、合いそうです。
血統表を使ってわかりやすく解説してますので見てみてください。
※全頭評価ではなく、高評価の馬だけを紹介していくスタイルでやってます。また、各馬の評価はあくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
よろしくどうぞ。
ユニオンオーナーズクラブ2023年募集馬評価その4
PEGASUS30.マザイ22
父:サートゥルナーリア
募集総額:2700万円
性別:牡
母年齢:17歳
総合評価:A
総合評価:A
母マザイはダービー馬エイシンフラッシュの半姉という良血。
そして父は新種牡馬サートゥルナーリア。
サートゥルナーリアはスターリーウインド22の解説記事でも書いたように、セクレタリアト=シリアンシーのクロスをシーザリオの持つサーゲイロードでさらに継続クロスしています。
このクロスがあるのでサートゥルナーリアの産駒は良く言えば柔軟性が高そう、悪く言えば緩くなってしまいそうなところがあります。
なので俊敏性とパワーのある母が良いのではないのかと思っています。
と、ここまではスターリーウインド22のところで解説したことと全く同じですね。
では母マザイはどうなのかを確認してみましょう。
…まぁ傾向としてはだいぶ違いますね(^^;)
スペシャル牝系のヌレイエフに母がドイツ血統。
サンデーサイレンスやヘイローはないし、パワー血統もそれほど無いです。
ではなぜA評価にしたのかというと、全然違う方向性でサートゥルナーリアの緩すぎる弱点を補強している配合で、これはこれでバランスが取れているかもと思ったからです。
具体的にどういった方向性で緩さを補強しているかと言うと、キングマンボ≒ファスリエフのニアリークロスですね。
このクロスはヌレイエフとミスタープロスペクターが共通するので、タフさとスピードを補強することが出来そうなんですよね。
あと、祖母ムーンレディもドイツ血統なんでこの血統表の中では異系としての魅力があります。
父サートゥルナーリアがどれくらいスピードを伝えるかによりますが、サンデーとかヘイローなんか入れなくても十分速いんだぜ!って感じの種牡馬であればこういったタフな血統の母が合うかもしれません。
PEGASUS34.イトククリ22
父:ミスターメロディ
募集総額:1000万円
性別:牝
母年齢:14歳
評価:B
総合評価:B
父ミスターメロディはスキャットダディにデピュティミニスター、リローンチまでいるのでかなりパワータイプの種牡馬だと思います。
こういうタイプの種牡馬にはあまりゴリゴリパワータイプの母ではなく、意外と芝王道血統の母の方がうまくいくことが多いと思います。
母イトククリは短距離のサクラバクシンオー産駒ではありますが、その母フォーリアクイーンはサンデーサイレンス×サドラーズウェルズ×シャーリーハイツという芝王道血統。
実はサクラバクシンオーも父サクラユタカオーがナスルーラ3×4で母父ノーザンテーストがハイペリオン4×3という王道血統です。
牝系もインザウイングスや英ダービー馬ハイライズなどを出した名牝系。
この父と母のバランスが良いかんじだと思いますね。
ディープインパクトにアメリカ血統が合うのと似たようなイメージですかね~。
まとめ
マザイ22
1.父サートゥルナーリアは緩さが弱点になりそう。
2.キングマンボ≒ファスリエフのニアリークロスで緩さをカバーする配合。
イトククリ22
1.父ミスターメロディはパワータイプの種牡馬。
2.母イトククリは芝王道血統なのでパワータイプの父ミスターメロディとのバランスが良く、合いそう。
※当サイトの評価方法について気になった方は当サイトの評価基準と価基準と考え方、みたいなものを見てみてください。
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