キャロットクラブの22年産募集馬について、独自のナゾ血統理論で評価していきます。
今回はリプリートⅡの22、スプリングゲイルの22についての血統解説です。
リプリートⅡはルーラーシップに必須レベルのサンデーサイレンスを持ってないんだけど、代わりとなる血統を持ってます。
スプリングゲイルの22については、父スワーヴリチャードがサンデーサイレンスの特徴を良く伝える一方、母スプリングゲイルもやはり俊敏性を伝える血統構成で堅実に走りそうです。
血統表を使ってわかりやすく解説してますので見てみてください。
※全頭評価ではなく、高評価の馬だけを紹介していくスタイルでやってます。また、各馬の評価はあくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
よろしくどうぞ。
キャロットクラブ2023年募集馬評価その10
№78.リプリートⅡの22
父:ルーラーシップ
募集総額:3600万円
性別:牡
母年齢:9歳
総合評価:A
総合評価:A
母の半姉にフランスG1勝ちのロマンティカ。
祖母バンクスヒルはアメリカ、イギリス、フランスでG1勝ちで、全兄にはハービンジャーの父ダンシリ。
もっとスゴイのがバンクスヒルの兄弟は他に4頭のG1馬がいて、3代母ハシリからG1馬が計5頭も出ている世界的な良血の牝系。
父はルーラーシップ。
産駒の重賞勝ち馬は18頭で、そのうち16頭が母方にサンデーサイレンスを持っています。
サンデーがほぼ必須レベルですね。
あとルーラーシップは基本的に柔らかいんで、パワー血統かスペシャル牝系でタフさを補強するのがパターンですね。
ではリプリートⅡの血統を見ていきましょう。
ダンジグ4×3でパワー血統を持ってきているのは良いんですが…
ないんですよね~サンデーが。
それでも今回高評価としたのは、母父マクフィが十分サンデーサイレンスの代わりになると判断したからです。
マクフィの血統表を見てください。
マクフィの父ドバウィが持つシャリーフダンサー≒ダンシングブレーヴ。
これがかなり俊敏性のあるニアリークロスで、この中にサーアイヴァー≒ドローンも含んでいます。
マクフィはこのサーアイヴァー≒ドローンをさらに継続クロスして6·6×4、俊敏性を伝えることができる血統構成です。
という訳で、シャリーフダンサー≒ダンシングブレーヴとサーアイヴァー≒ドローンのニアリークロスで俊敏性を補強。
ダンジグのクロスでパワーを補強。
サンデーサイレンスは無いですが、バランスはうまくとれていると思います。
№82.スプリングゲイルの22
父:スワーヴリチャード
募集総額:2400万円
性別:牡
母年齢:8歳
評価:B
総合評価:B
祖母サンスプリングはアルゼンチンのG1勝ち。
父は今年産駒がデビューした途端に大爆発しているスワーヴリチャードです。
スワーヴリチャードは祖父サンデーサイレンスの特徴を伝えやすい血統構成をしています。
↓コチラで詳しく解説しているので、ぜひ見てみてください。
簡単にまとめると、スワーヴリチャードの母ピラミマが持つラッキースペルとリヴァーオブスターズの2つの血統がサンデーサイレンスと似た血統構成で、サンデーの特徴を良く伝えているんだと思います。
そして母スプリングゲイルはサンデーサイレンスとサザンヘイローを持っていてヘイローの4×3。
こちらも俊敏性を良く伝えそうです。
この組み合わせだとちょっと俊敏性にかたより過ぎていて大物感に欠ける気もしますが、確実に俊敏な仔になりそうです。
まとめ
リプリートⅡの22
1.3代母ハシリからの牝系は世界的な良血。
2.ルーラーシップ産駒はサンデーサイレンス+パワー血統orスペシャル牝系。
3.サンデーサイレンスは持っていないが、母父マクフィは俊敏性があり、サンデー代替血統と考えて良い。
スプリングゲイルの22
1.祖母はアルゼンチンのG1勝ち。
2.父スワーヴリチャードはサンデーサイレンスの特徴を良く伝える血統構成。
3.母スプリングゲイルはヘイロー4×3でやはり俊敏性を伝える。
その他のキャロット募集馬評価はコチラです。
※当サイトの評価方法について気になった方は当サイトの評価基準と価基準と考え方、みたいなものを見てみてください。
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