引き続きキャロット21年募集馬の評価をしていきます。
その5では№30~№36までの馬を評価しました。
※あくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
評価基準については当サイトの血統評価の基準と考え方、みたいなものの記事を見てみてください。
№1~№7までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価 その1
№8~№16までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その2
№17~№23までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その3
№24~№29までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その4
キャロットクラブ2021年 募集馬評価 その5
№30.ココファンタジアの20
父:ルーラーシップ
募集総額:3200万円
性別:牡
評価:D
母の兄弟にG3勝ちステファノス。
3代母のゴールドティアラはJPN1のマイルCS南部杯勝ち。
3代母の兄弟に英G1勝ちのポエツヴォイス。
まずまずの牝系だと思います。
評価:D
父ルーラーシップはエアグルーヴの持久力を高い確率で伝える種牡馬。
俊敏性を母方から補いたい。
母父ステイゴールドは俊敏性を伝える種牡馬ですが、母母ココシュニックは俊敏性を伝える血は持っていません。
スピード不足の可能性が高いことは否定できないと思います。
№31.クローバーリーフの20
父:キンシャサノキセキ
募集総額:2400万円
性別:牡
評価:D
このラインからは4代母までに重賞勝ち馬無し。
評価:D
父キンシャサノキセキは持久力、心肺機能を伝える種牡馬。
母方からは俊敏性に加え、パワーまたは柔軟性を補いたい。
母クローバーリーフですが、母父タニノギムレットはパワーと心肺機能を伝える血、母母レースウィングはバブルガムフェローの持久力を伝える血。
なので父キンシャサノキセキと母クローバーリーフの組み合わせでは俊敏性に弱点があり、スピード不足になる可能性が高いと思います。
№32.パルティトゥーラの20
父:サトノクラウン
募集総額:2800万円
性別:牡
評価:B
3代母の兄弟にG2勝ちビッグショウリ。
その他に重賞勝ち馬は出ていないラインですが、4代母は名牝クラフティワイフなので、牝系自体は名門ですね。
ただ、これだけ近い代に活躍馬がいないとややオススメはしづらいですね。
評価:B
父は新種牡馬サトノクラウン。
Marjuがバランスタイプ、ジョコンダⅡが俊敏性と柔軟性の塊で打率が高くホームランも打てるタイプ。
母方は母父マンハッタンカフェが俊敏性に強みがあるタイプ、母母フォルテピアノはパワーと持久力に優れたバランスタイプでここのポテンシャルが高いです。
配合的にはかなり期待できるだけに、牝系が今一つなのがもどかしいところですね。
№33.マルティンスタークの20
父:ジャスタウェイ
募集総額:2000万円
性別:牝
評価:E
4代母まで遡ってみて重賞勝ち馬はいません。
コンスタントに上級クラスまで行く馬はだしていますが、あまり魅力的な牝系とは言えません。
評価:E
父ジャスタウェイは持久力を高い確率で伝えることができる反面、俊敏性が弱点。
母マルティンスタークもやはり俊敏性が弱点。
こちらも俊敏性が足りず、スピード不足になるパターンと思われます。
№34.ポロンナルワの20
父:ダイワメジャー
募集総額:3000万円
性別:牝
評価:B
母の兄弟にオークス馬シンハライト、G3勝ちリラヴァティ、同じくG3勝ちアダムスピーク。
祖母シンハリーズは米G1勝ち。
ただ、これより遡ってもなかなか活躍馬が見当たらず、祖母シンハリーズから急速に活性化したラインと言えます。
評価:B
父ダイワメジャーは俊敏性と持久力を伝える名種牡馬。
特にMountain Flowerとノーザンテーストから持久力を高確率で伝えることができるのが強みです。
母ポロンナルワはRahy×シンハリーズなのでGlorious Songの2×3。
強烈な俊敏性を持っています。
心肺機能、持久力はやや不安がありますが、走る確率は高いと思います。
№35.ビットレートの20
父:ヘニーヒューズ
募集総額:2200万円
性別:牝
評価:E
3代母の兄弟に英G2勝ちFor All We Know。
4代母は米G1を2勝したOver All。
近い代からは重賞勝ち馬は出ていません。
評価:E
父ヘニーヒューズは主にStorm Catのパワーと柔軟性を伝える種牡馬。
俊敏性、持久力、心肺機能を母方から補いたい。
一方母ビットレートは俊敏性とパワーを良く伝える配合。
ただ、持久力と心肺機能がこの組み合わせだと結構致命的に低いのではないかと思います。
苦戦でしょう。
№36.カイゼリンの20
父:リオンディーズ
募集総額:2200万円
性別:牝
評価:C
祖母ブロードアピールは重賞6勝の活躍馬ですが、その他にはこのラインでの活躍場は見当たりません。
ただ、母カイゼリンの甥にダービー馬ワグネリアンがおり、活躍馬のあまりいない牝系、というとちょっと違和感がありますが。
一応このサイトでの基準として、甥は別のラインとして見ています。
評価:C
父リオンディーズはキングカメハメハ譲りのバランスがウリの種牡馬。
やや俊敏性が低いのでそこをうまく母方から補いたい。
一方、母カイゼリンですが、アドマイヤベガの俊敏性と持久力、ブロードアピールのパワーと柔軟性が強み。
ブロードアピールの持久力が弱点となっているためもう1頭募集されているリオンディーズ産駒のホワイトミーティア20と比べると少し確実性は落ちる配合かと思います。
今回はこんなところです。
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