さて今年も一口馬主の募集シーズンが始まりましたねぇ。
今回からサンデー、社台、G1と40口クラブの募集馬について主に血統面から評価をしてみたいと思います。
まずはサンデーサラブレッドクラブ!
その1ではグランアレグリアの23、タッチングスピーチの23、ボージェストの23について分析してみます。
それではよろしくお願いしまーす。
※全頭評価ではなく、高評価の馬だけを紹介していくスタイルでやってます。また、各馬の評価はあくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
よろしくどうぞ。
2024年サンデーサラブレッドクラブ募集馬評価その1
№1.グランアレグリアの23
父:エピファネイア
募集総額20000万円
性別:牡
母年齢:7歳
評価:B
総合評価:B
グランアレグリアの初仔なんでまぁ高いのはわかりますが、2億円っすか~。
去年シルクでアーモンドアイの初仔が2億4000万の瞳っていうギャグみたいな値付けしてたんですけど、サンデーさんはギャグなしで2億円つけるんすね。
さすがっす。
血統表見てみると、父エピファネイアで母父ディープインパクト。
この組み合わせは菊花賞2着でG2AJCC勝ちのアリストテレスやG3小倉大賞典勝ちのエピファニーなんかが出てる組み合わせ。
悪くないと思います。
と言いたいところなんですけど、ちょっと気になってるのはスペシャル牝系が無いというところ。
スペシャル牝系ってなんぞや、って方はコチラを見てくださいね↓
ノーザンダンサーとのスペシャルな関係。ヌレイエフとサドラーズウェルズ、ちぢめてヌレサド。
アリストテレス、エピファニーはどちらもエピファネイア×ディープインパクトなんですけど、さらにスペシャル牝系を持っている点も共通してます。
グランアレグリアにはこのスペシャル牝系が無いんですよね~。
これ結構重要なポイントで、なんでかって言うとスペシャル牝系がある事がエピファネイア産駒のお決まりの成功パターンだからです。
1.サンデーサイレンス(ヘイロー)のクロス
2.持続力血統
3.サドラーズウェルズ(スペシャル牝系)のクロス
この3つがエピファネイア産駒のお決まりの成功パターン。
詳しくはコチラの記事をぜひ見て欲しいんですけど、もうエピファネイア産駒の活躍馬ってみんな同じやないかーいってなりますよ。
【種牡馬】エピファネイアの成功パターンは? →かなりわかりやすいよ。
そんなわけでお決まりの成功パターンでは無いんですが、もちろん期待している部分もあって、それがグランアレグリアの母タピッツフライの血統構成です。
タピッツフライの3代父エーピーインディが柔軟性血統で、さらにこれまた柔軟性の高いセクレタリアトを5×5でクロス。
この血統構成がエピファネイアの3代母の父ハビタットを強調する形になってるように思います。
ハビタットも柔軟性を伝える血統なので、ここの良さが伝わっていれば母譲りの豪脚を見せてくれるんじゃないかな~と。
№2.タッチングスピーチの23
父:エピファネイア
募集総額7000万円
性別:牡
母年齢:11歳
評価:A
総合評価:A
続きましてタッチングスピーチの23。
こちらはG2ローズステークス勝ちでG1エリザベス女王杯3着のタッチングスピーチの仔。
ルーラーシップ産駒の兄キングズレインはG1ホープフルステークス3着と活躍しましたね。
こちらもエピファネイア産駒なんで、またお決まりの成功パターンにあてはまるかが重要ですよねー。
1.サンデーサイレンス(ヘイロー)のクロス
2.持続力血統
3.サドラーズウェルズ(スペシャル牝系)のクロス
【種牡馬】エピファネイアの成功パターンは? →かなりわかりやすいよ。
という訳で、タッチングスピーチの23の血統表を見てみます。
サンデーサイレンスのクロスが4×3。
スペシャル牝系であるサドラーズウェルズのクロスが4×3。
持続力血統が5代目に3頭。
マウンテンフラワーとハイクレアとニアークティック。
これは成功パターン!
で、持続力血統と言われても何のことや~ってなってると思うんですけど(^^;)
持続力血統って私の中ではほぼハイペリオン血統と同じ意味です。
今挙げた持続力血統の3頭はいずれもハイペリオン血統なんですよね。
マウンテンフラワーはハイペリオンの3×4。
ハイクレアはその母ハイライトがハイペリオン3×2。
ニアークティックは母父がハイペリオンで、さらにハイペリオンの母父母であるカンタベリーピルグリムを5×5·5。
こんな良血でおまけにエピファネイアのお決まりパターンなんだからまぁ期待値は高いよね。
№3.ボージェストの23
父:エピファネイア
募集総額7000万円
性別:牡
母年齢:12歳
評価:A
総合評価:A
これもエピファネイア産駒。
祖母がG1エリザベス女王杯勝ちのアドマイヤグルーヴで、3代母は天皇賞秋とオークスを勝ったエアグルーヴだからもう日本最高峰の良血と言っていいですよね。
で、この仔もアレじゃない?
お決まりのパターン。
サンデーサイレンスと持続力血統とスペシャル牝系。
血統表をもう一回見てみましょうか。
サドラーズウェルズとヌレイエフはどちらもスペシャル牝系で3/4同血。
2頭の比較血統表を載せておきます。
トニービンはハイペリオンの5×3·5。
ノーザンテーストは先ほど説明したニアークティックの母レディアンジェラの牝馬クロスが3×2でハイペリオン4×3。
いや、これは…
アツすぎるでしょ。
まとめ
グランアレグリアの23
1.母は名牝グランアレグリア。
2.父エピファネイア×母父ディープインパクトの組み合わせからはアリストテレス、エピファニーと活躍馬あり。
3.スペシャル牝系が無し。
4.タピッツフライがハビタットを強調してくればおもしろそう。
タッチングスピーチの23
1.母はG2勝ちでエリザベス女王杯3着。
2.エピファネイアの成功パターン合致。
ボージェストの23
1.牝系は日本最高峰。
2.エピファネイア成功パターン!
今回はこんなところで。
次回もよろしくお願いしまーす。
その他の24年サンデー募集馬の分析記事です。併せてどうぞ↓
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