今回の記事では2021年10月7日(土)に行われるサウジアラビアロイヤルカップに出走する馬の中からピックアップして分析していきたいと思います。
コマンドライン
1番人気想定はディープインパクト産駒コマンドライン。
アルジャンナの全弟ですね。
前走は東京芝1600Mの新馬戦を1着。
1000Mを60.8秒とまずまずのミドルペース。そこからラスト3ハロンが11.5-11.4-11.7。
この馬自身はおそらく11.6-11.2-11.5といったところか。
基礎スピード、トップスピード、持続力ともになかなか高いレベルだったと思います。
ただどれも圧倒的なものを見せつけたという感じはなく、よくまとまっていた印象。
配合的にもどの項目も平均点がコンスタントに高いタイプです。
今回は好勝負でしょうが、クラシックで、、というところまでは感じないですね。
あと、ギアチェンジはちょっと遅くやや弱点かなと思いました。
スローのラスト2ハロン勝負ではステルナティーアには勝てない気がします。
ステルナティーア
2番人気想定はロードカナロア産駒ステルナティーア。
ステルヴィオの全妹です。
前走は新潟芝1600Mの新馬戦を1着。
1000Mを62.7秒とかなりのスローペース。そこからラスト3ハロンが11.5-10.5-11.3と2ハロン戦。
自身はおそらく11.0-10.4-11.3程度。
トップスピードとギアチェンジの高さはもう間違いないところ。
配合的にはトップスピードと持続力がウリなので、おそらく持続力も高いレベルなのではと思います。
上がりの勝負ではかなりの素質の持ち主とみます。
あとは基礎スピードがどの程度なのか。
高い基礎スピードがあるとすれば、クラシックを意識できる器だと思います。
スローで流れれば今回は勝つのではないでしょうか。
スタニングローズ
3番人気想定はキングカメハメハ産駒スタニングローズ。
前走芝1600Mの新潟2歳Sは5着。
1000Mを60.2秒と平均ペースからラスト3ハロンが10.8-11.0-11.8。
新潟コースらしいラスト3ハロンからのトップスピードと持続力の勝負。
この馬は位置取りが後ろ過ぎて良い脚を使ったが5着まで。
上位2頭とは位置取りの差だった。
トップスピードは高いレベルであることがわかったし、持続力もまずまずのレベルのものだったと思います。
基礎スピードについてもマイル戦のミドルペースまでは対応済み。
これといった弱点はありませんが、特筆すべきものも見当たらないといった印象。
スローからの上がり勝負ならステルナティーア、3ハロン戦ならステルナティーアに加えてコマンドラインに対してもやや見劣るかな。
まとめ
コマンドラインが人気ですが、個人的にはステルナティーアの方に将来性を感じます。
スローで流れればギアチェンジの差でコマンドラインより優勢。
ある程度流れたとしても血統的には十分対応できて不思議はないと思います。
早いペースに対応できる能力があれば、来年のクラシックを意識できる器だと思います。
今回はこんなところです。
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