引き続きインゼルサラブレッドクラブの募集馬評価をしていきます。
今回の記事では№6~№10までです。
№1~№5の馬の評価はインゼルサラブレッドクラブ2021年 募集馬評価その1からどうぞ。
評価基準については当サイトの血統評価の基準と考え方、みたいなものの記事を見てみてください。
牝系の評価についてはブラックタイプの見方 牝系・血統の評価方法を見てみてください。
※あくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
インゼルサラブレッドクラブ2021年 募集馬評価 その2
№6.スターズアンドクラウズの20
父:ジャスタウェイ
募集総額:2400万円
性別:牡
育成牧場:ノーザンファーム
配合評価:D
牝系評価
祖母の兄弟に重賞勝ち馬は無し。
3代母は米愛でG3を各1勝のWedding Bouquet。
3代母の兄弟に英愛ダービー等合わせてG1を4勝したジェネラス、英オークスと愛1000ギニーを勝ったImagine、重賞2勝のオースミタイクーン、愛1000ギニー2着のStrawberry Roan。
4代母Doff the Derbyの繁殖成績がすごいのですが、近い代は複数重賞勝ち馬がいるというわけでもないので、確率が高い良血ということもなさそう。
配合評価:D
父ジャスタウェイはハーツクライ譲りの持久力がウリ。
ただ、俊敏性が弱点。
母スターズアンドクラウズも俊敏性が高いタイプではなく、スピード不足の可能性が高いと思います。
№7.エレクトラムの20
父:ダイワメジャー
募集総額:1800万円
性別:牝
育成牧場:ノーザンファーム
配合評価:E
牝系評価
3番仔。
母エレクトラムはアメリカ重賞2勝。
母の兄弟に重賞勝ち馬は無し。
祖母Carolines Secretは伊G3勝ち。
祖母の兄弟に重賞勝ち馬は無し。
3代母の兄弟に重賞勝ち馬は無し。
え~なんでこの血統でこんなに安いんでしょうか。
母、祖母共に重賞勝ちの良血馬で血統面からは当然期待の1頭だと思うんですが。
配合評価:E
父ダイワメジャーは持久力を伝える血統構成。
サンデー直子なので俊敏性も伝えます。
母エレクトラムは牝系評価としてはとても優秀なのですが、ヨーロッパの重い血統構成で日本向きのスピードを伝える血がほぼありません。
ちょっときびしいのではと思います。
№8.オワセイフの20
父:Saxon Warrior
募集総額:3900万円
性別:牡
育成牧場:三嶋牧場
配合評価:D
牝系評価
初仔。
母の兄弟に重賞勝ち馬は無し。
祖母の兄弟にイギリス重賞2勝のBint Allayl、英G3勝ちKheleyf、仏G3勝ちLaa Rayb。
3代母の兄弟に米G3を2勝のTime Bandit。
3代母の繁殖成績が高くなかなかの良血です。
配合評価:D
父Saxon Warriorはディープインパクトの俊敏性と持久力に加え母系からパワーと心肺機能を伝える血統構成。
ただ、コンスタントに活躍馬を出せる配合ではなさそう。
母オアセイフはサドラー×デインヒルなので基本的にパワー心肺機能型ですが、El PradoとMr. Prospectorなので俊敏性もソコソコあり日本の芝にも適応してきそう。
№9.ビウィッチトの20
父:Saxon Warrior
募集総額:3900万円
性別:牝
育成牧場:三嶋牧場
配合評価:E
牝系評価
5番仔。兄に英G3勝ちPablo Escobarr。
母ビウィッチトは英愛でG3を4勝の活躍馬。
母の兄弟に重賞勝ち馬は無し。
祖母Abbatialeは仏G3勝ち。
祖母の兄弟に重賞勝ち馬は無し。
3代母の兄弟に重賞勝ち馬は無し。
母が重賞4勝で兄もG3勝ちの良血馬で血統的には当然重賞クラスを期待。
配合評価:E
父Saxon Warriorはディープインパクトの俊敏性と持久力に加え母系からパワーと心肺機能を伝える血統構成。
ただ、コンスタントに活躍馬を出せる配合ではなさそう。
母ビウィッチトもパワーと心肺機能に寄った配合で日本向きではなさそう。
№10.チリエージェの20
父:ハーツクライ
募集総額:5600万円
性別:牡
育成牧場:三嶋牧場
評価:B
牝系評価
11番仔。兄に重賞3勝のハクサンムーン。
母の兄弟に重賞勝ち馬は無し。
祖母の兄弟に重賞勝ち馬は無し。
3代母の兄弟にエリザベス女王杯2着のヤマフリアル。
兄にハクサンムーンがいるものの、他の兄弟には目立った活躍馬はなく、さかのぼってもあまり活躍馬の多い牝系ではありません。
他の募集馬と比較すると血統面ではやや劣るかなという印象でちょっと高くないかなー。
配合評価:C
父ハーツクライはサンデーサイレンスから俊敏性と持久力を、アイリッシュダンスから持久力と心肺機能を伝える。
母チリエージェはNasrullahが多く柔軟性に富む。
東京コース向きの末脚がありそうな配合。
今回はこんなところです。
№11~№15の馬についても評価記事をアップしましたので見てみてください。
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