この記事では2021年9月第4週の新馬戦を回顧します。
大規模POG攻略からの目線、来年のクラシック候補はいるのか、というスタンスで見ていきたいと思います。
9/25(土)中山5R新馬戦 芝1600M
1着:ビジュノワール
父:キタサンブラック
母:クーデグレイス
レース展開
1000M通過が59.5秒と新馬戦としては割としまったペース。
そこからラスト3ハロンを11.7-11.7-12.5。
基礎スピードとラストの持続力が問われたレース。
勝ち馬評価
勝ったビジュノワールは直線で周りの馬が続々脱落していくなかで最後までしっかりとした足取り。
父キタサンブラック、母クーデグレイスともに持久力を確実に伝える配合で、持ち味の持続力と基礎スピードを存分に活かせる展開になったと思います。
今回は相手と展開に恵まれた印象で、スローからの3ハロン戦、2ハロン戦ではまだまだ未知数。
1600‐2000Mの淀みのない流れとなった時が得意ゾーンで、桜花賞、オークスでといったタイプでは無いと思います。
9/25(土)中京5R新馬戦 芝1400M
1着:ビルチュオーズ
父:サトノアラジン
母:エセンテペ
レース展開
1000M通過が59.8秒とややスロー。
そこからラスト2ハロンを11.1-11.4。
トップスピードとギアチェンジが問われたレース。
勝ち馬評価
勝ったビルチュオーズは内枠から難なく好位につけ、ラスト2ハロンで余裕の差し切り。
トップスピードとギアチェンジはかなり高いレベル。
父サトノアラジンの俊敏性、パワー、柔軟性が十分に発揮されてました。
注目は母父Oratorio。高い心肺機能とパワーを伝える血で、今回見せた切れ味に加えて心肺機能も持ち合わせているとすると大物の可能性もあります。
今週デビュー馬では一番の注目株で桜花賞まで行くかも。
9/26(日)中山5R新馬戦 芝2000M
1着:サインオブサクセス
父:ハービンジャー
母:セレブリティモデル
レース展開
1000M通過が66.3秒と新馬戦にありがちなどスロー。
ただそこからペースアップして11.5-11.9-11.9-11.5-11.8と5ハロン連続11秒台のロングスパート戦。
スピードはあまり要求されず心肺機能が問われたレース。
勝ち馬評価
勝ったサインオブサクセスは6ハロン目からレースが動くなかで落ち着いて好位をキープ。
直線に入って坂での加速力で違いを見せて1着。
心肺機能に加えてパワーがあるところもみせました。
父父Dansiliがパワーと心肺機能に優れた血でここが表現されていると思います。
母母マンハッタンセレブがマンハッタンカフェの全きょうだいなのでハービンジャー×マンハッタンカフェで、いかにも中山向きの配合。
東京でトップスピードと持続力の勝負となるとちょっと不安要素の方が大きいですね。
9/26(日)中京5R新馬戦 芝2000M
1着:トゥーサン
父:キタサンブラック
母:スズカエンジェル
レース展開
1000M通過が67.1秒と重馬場とはいえかなりのスロー。
ペースアップはラスト3ハロンからで12.2-11.6-11.7。
道悪適正の影響が大きかったレース。
勝ち馬評価
勝ったトゥーサンは二の足がつかないものの1コーナーまでに挽回し3番手。
直線では内にササりながらも重馬場を苦にせず1着。
切れというよりは持久力がありそうな走りでいかにもキタサンブラックといった感じ。
ただ、今回は馬場に恵まれた感じで次が試金石かなと思います。
管理人のPOG指名馬は?
先週は2頭指名しました。
レッドアクトゥール
スクリーンヒーロー産駒でレッドリヴェールの仔、一口出資馬でもあります。
9/25(土)中京5Rで4着でした。
完全に切れ負けしていましたが、母レッドリヴェールの持久力に父スクリーンヒーローの俊敏性とパワーが出ていて血統表でイメージする通りの走り。
期待が大きかったのでちょっと残念でしたが、レースっぷりはそれほど悲観する内容でもなかったかと思います。
アイレ
9/25(土)中山5Rで10着でした。
こちらはドレフォン産駒でジオグリフの3/4同血という安易な考えで指名。
道中からリズム良く走れていなかったし、体力がまだついてきていない印象でした。
いったん間隔を空けて仕切り直して欲しいですね。
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