東京サラブレッドクラブの22年産募集馬について、独自のナゾ血統理論で評価していきます。
今回はジョリージョコンドの22、レッドオーラムの22についての血統解説です。
ジョリージョコンドの22については、正直サートゥルナーリアとの相性バツグンだと思います。
レッドオーラムの22はパワーに偏りがちなブリックスアンドモルタルとしては割とバランスの取れた配合になってます。
この辺りについて解説していきますのでよろしくお願いします。
※全頭評価ではなく、高評価の馬だけを紹介していくスタイルでやってます。また、各馬の評価はあくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
よろしくどうぞ。
東京サラブレッドクラブ2023年募集馬評価その６
№３５．ジョリージョコンドの22
父：サートゥルナーリア
募集総額：2400万円
性別：牝
母年齢：14歳
評価：A
総合評価：A
母ジョリージョコンドはG1を２勝したサトノクラウンの全姉という良血。
父は新種牡馬サートゥルナーリア。
サートゥルナーリアはロードカナロア×シーザリオなので、カナロアの母レディブラッサムの持つセクレタリアト＝シリアンシーのクロスをシーザリオの持つサーゲイロードでさらに継続クロスしています。
このクロスがあるのでサートゥルナーリアの産駒は良く言えば柔軟性が高そう、悪く言えば緩くなってしまいそうなところがあります。
なので俊敏性とパワーのある母が良いのではないのかと思っています。
と、ここまではインランジェリーの22のところで解説したことと全く同じですね。
ではジョリージョコンドの22はどうなのかを確認してみましょう。
まずは母母ジョコンダⅡに注目です。
父父がミスワキで母父父がマキャベリアンなのでミスプロ系の快速血統を２本持っています。
さらにディープインパクトの俊敏性の源として有名なヘイロー≒サーアイヴァーのクロスが4×5·4となっていて速すぎる血統が大渋滞しちゃってる状態。
サートゥルナーリア産駒で俊敏性を補うためにはサンデーサイレンスのクロスが間違いない、と書いてきましたがこのジョコンダⅡについてはサンデークロス以上に速いんじゃないかな～。
という訳で俊敏性については申し分無し。
そしてもう一つのパワーの補強について見ていきます。
もう一度ジョリージョコンドの22の血統表を色付きで載せます。
はい、もうみなさんお気付きかと思いますが赤色囲み、ラストタイクーンのクロスがありますね。
ラストタイクーンの父母にあたるセックスアピールがラトロワンヌ系パワー血統で、緩そうなサートゥルナーリアにとってはうってつけのクロスだと思います。
という訳でパワー面についても申し分無し。
どうですかね、このサートゥルナーリアの弱点を完全に補完する計画。
まさに完璧、いや、パーペキ。
№３７．レッドオーラムの22
父：ブリックスアンドモルタル
募集総額：2000万円
性別：牝
母年齢：11歳
総合評価：B
総合評価：B
父が今年産駒デビューしたばかりのブリックスアンドモルタルですね。
ブリックスアンドモルタルの血統表で真っ先に目が行くのはストームバードの3×3。
ストームバードはパワーの強い血統なので、基本的にはパワータイプの産駒になってきそうですね。
ただ、アメリカ血統にありがちなパワー一辺倒ではなくナスキロやヘイロー、ナスペリオンなんかも入っていてパワー主体ながらもまずまずバランスの取れた血統と言えます。
まぁパワーはもう十分なんで母からはサンデーサイレンスでヘイロークロスを作りつつ、さらにスピードのある血を入れていくのが良いかなと思います。
で、レッドオーラムの22を見ていくんですけれど、母はダイワメジャー×ミスタープロスペクターなのでヘイロークロス＋ミスプロのスピードということで方向性としては良いんじゃないですかね。
ブリックスアンドモルタル産駒としては割とバランスの取れた配合です。
まとめ
ジョリージョコンドの22
１．母はサトノクラウンの全姉。
２．ジョコンダⅡから俊敏性、ラストタイクーンからパワーをそれぞれ補う配合でサートゥルナーリアの緩さを完全に補完。
レッドオーラムの22
１．父ブリックスアンドモルタルはパワー主体だが俊敏性や持続力も多少はある血統。
２．ヘイロークロス＋ミスプロで俊敏性を補強してブリックスアンドモルタル産駒としては割とバランスの取れた配合。
他にも東サラ募集馬の評価してますのでよろしくお願いします。
※当サイトの評価方法について気になった方は当サイトの評価基準と価基準と考え方、みたいなものを見てみてください。
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