引き続きキャロット21年募集馬の評価をしていきます。
その9では№60~№67までの馬を評価しました。
※あくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
評価基準については当サイトの血統評価の基準と考え方、みたいなものの記事を見てみてください。
№1~№7までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価 その1
№8~№16までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その2
№17~№23までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その3
№24~№29までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その4
№30~№36までの馬の評価は キャロットクラブ2021年 募集馬評価その5
№37~№43までの馬の評価は キャロットクラブ2021年 募集馬評価その6
№44~№50までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その7
№51~№59までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その8
キャロットクラブ2021年 募集馬評価 その9
№60.リリカルホワイトの20
父:ドレフォン
募集総額:3400万円
性別:牡
評価:D
母の兄弟にオークス3着のアイスフォーリス。
3代母の兄弟に米仏でG1を4勝したダハール、米G1を3勝のリヴリア、米G1勝ちDelegant、同じく米G1勝ちDahlia’s Dreamer、アメリカで重賞2勝のLlandaff、フランスで重賞2勝のWajd、米G1で3着のデイカードレム。
この、6頭もの重賞勝ち馬を産んだのがG1を10勝もした4代母の名牝Dahlia。
近い代ではアイスフォーリスくらいしか活躍馬はいませんが、なんといっても名牝Dahliaの牝系というのは魅力ですね。
評価:D
父ドレフォンはパワーと心肺機能を伝える配合構成。
母方からは俊敏性と持久力を補いたい。
母父ダイワメジャーは俊敏性と持久力を伝えるため好相性。
ただ、母母リリウムは俊敏性を伝える血が無いため、ダイワメジャーの良いところがうまく伝わってほしいところです。
№61.ラフォルジュルネの20
父:ドレフォン
募集総額:3000万円
性別:牡
評価:E
3代母の兄弟に仏G1勝ちMersey、同じく仏G1勝ちミュンシー。
そのほかには重賞勝ち馬はおらず、まぁ地味な牝系ではあります。
評価:E
父ドレフォンはパワーと心肺機能を伝える配合構成。
母方からは俊敏性と持久力を補いたい。
一方、母ラフォルジュルネですが、バランスタイプではありますが母母グレイトフィーヴァーのポテンシャルがあまり高く無く、俊敏性はかろうじて補えているものの持久力がカバーできておりません。
持久力不足で苦戦ではないでしょうか。
№62.ディアデラノビアの20
父:ドレフォン
募集総額:2000万円
性別:牝
評価:D
兄弟に重賞3勝のディアデラマドレ、重賞2勝のドレッドノータス。
母のディアデラノビアは重賞3勝。
祖母ポトリザリスはアルゼンチンG1を2勝。
祖母の兄弟に米亜でG1を3勝のPotridee、亜G1勝ちPotrichal、同じく亜G1勝ちPotrinnerとPotro Rex、アルゼンチン重賞2勝Sun Banner。
3代母ChaldeeがG1ホース5頭を産んだ名牝。
キャロットクラブお馴染みの牝系ですね。
評価:D
母母のポトリザリスは間違いなく名牝なのですが、この馬もシーザリオと同様、正直私の評価基準ではなかなか評価しづらい1頭です。
特に有効な血が見当たりません。
ただ、父ドレフォンに対して母父サンデーサイレンスというのは間違いなく相性が良いと思うので、評価はDとしますが普通に走るかも知れませんね…。
№63.ライジングクロスの20
父:リアルスティール
募集総額:2800万円
性別:牝
評価:C
母ライジングクロスは英G2勝ち。
ただ4代まで遡ってみても他に重賞勝ち馬はおりません。
評価:C
父リアルスティールは新種牡馬。
ラヴズオンリーミーがとにかく好配合の名牝で、種牡馬としての成功は間違いないところと思います。
母ライジングクロスは心肺機能を伝える繁殖ですが、母母Woodrisingのところが全体的に弱点になってしまっています。
母父Cape Crossが主体的に伝わってこないとなかなかアースライズのような活躍馬は出ないと思います。
№64.ラカリフォルニーの20
父:キタサンブラック
募集総額:2800万円
性別:牡
評価:C
祖母は英G3勝ちシークレットヒストリー。
4代母は米G1で2着のレイクヴァレー。
ちょっと地味な牝系ですかね~。
評価:C
父キタサンブラックは高い持久力を確実に伝える種牡馬。
ただ、父母シュガーハートは俊敏性と心肺機能に明確な弱点があり、ここは父父ブラックタイドを引き継がないと苦しい。
一方、母ラカリフォルニーは俊敏性を伝え、心肺機能はまずまずといった配合構成。
母母Secret Historyが柔軟性、持久力と高いポテンシャルを持っており、キタサンブラック産駒としてはかなり確実性の高い配合構成です。
№65.サンブルエミューズの20
父:キタサンブラック
募集総額:3000万円
性別:牝
評価:D
母の兄弟に地方重賞4勝のマシュロレーヌ。
祖母の兄弟に皐月賞2着トライアンフマーチ。
3代母は桜花賞馬キョウエイマーチ。
こちらは現役時代メジロドーベルのライバルだったキョウエイマーチの子孫。
やっぱり応援したくなるなぁ。
評価:D
父キタサンブラックは高い持久力を確実に伝える種牡馬。
母サンブルエミューズはキタサンブラックと同じで持久力を高確率で伝える。
ちょっと父と母の強みの部分がバッティングしてしまっている感じ。
それでもダイワメジャーから俊敏性、ヴィートマルシェからパワーが伝われば活躍しそうですが、ちょっともったいない組み合わせだなぁと思います。
№66.プラチナブロンドの20
父:サトノダイヤモンド
募集総額:3200万円
性別:牡
評価:C
祖母の兄弟に重賞6勝のノーザンリバー、重賞4勝のランフォルセ。
3代母の兄弟に英G3勝ちHazaam、仏G3勝ちSharman。
4代母は愛1000ギニー馬Sonic Lady。
近い代からは重賞勝ち馬はでていませんが、なんせ名牝系のソニンクですからね~。
評価:C
母プラチナブロンドは俊敏性、持久力、心肺機能をどれも高い確率で伝えることができ、どんな種牡馬と合わせてもソコソコの活躍が見込めそう。
母母モンローブロンドもそんな資質の繁殖でしたね。
問題はパワーと柔軟性を伝えることができないため、大物感に欠けるところ。
サトノダイヤモンドにしてもそこはマルペンサのパワー頼みなので、重賞級まで行く可能性はそんなに高くないかもしれません。
№67.ピースエンブレムの20
父:サトノダイヤモンド
募集総額:2400万円
性別:牝
評価:B
母の兄弟に秋華賞馬ブラックエンブレム。
3代母の兄弟に伊G2勝ちFeu de Guerre。
全姉ブラックエンブレムが母として重賞勝ち馬を2頭出して成功していますから、この馬も当然期待がかかっていると思います。
評価:B
母ピースエンブレムは母父ウォーエンブレム、母母ヴァンドノワールともにバランスタイプです。
いわゆる種牡馬引き出しタイプの繁殖で、父はポテンシャルの高いサトノダイヤモンドですから父似のパワーと持久力を持った馬を期待して良いんじゃないでしょうか。
今回はこんなところです。
コメント