キャロット21年募集馬の評価その11、№76~№81までになります。
※あくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
評価基準については当サイトの血統評価の基準と考え方、みたいなものの記事を見てみてください。
№1~№7までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価 その1
№8~№16までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その2
№17~№23までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その3
№24~№29までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その4
№30~№36までの馬の評価は キャロットクラブ2021年 募集馬評価その5
№37~№43までの馬の評価は キャロットクラブ2021年 募集馬評価その6
№44~№50までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その7
№51~№59までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その8
№60~№67までの馬の評価は キャロットクラブ2021年 募集馬評価その9
№68~№75までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その10
キャロットクラブ2021年 募集馬評価 その11
№76.エスティタートの20
父:ジャスタウェイ
募集総額:2800万円
性別:牡
評価:E
母の兄弟にG3を2勝のフラガラッハ。
3代母の兄弟に英G1で2着のラインオブサンダー。
4代母は愛オークス馬シュートアライン。
名牝系ながら近い代からはフラガラッハくらいしか重賞勝ち馬を出せていないライン。
とはいえコンスタントに上級クラスの馬が出ているので、まぁ問題は無いかなと思います。
評価:E
父ジャスタウェイはシビルのポテンシャルがあまり高いとは言えず、残念ながらハーツクライの劣化版かなぁ、という印象。
ただ、持久力は高い確率で伝えることができる種牡馬です。
そこで、母エスティタートですが、ノーザンテーストが2本にトニービン、Nureyevと持久力の塊のような配合。
持久力の血ばかりでスピード不足に陥る可能大です。
ちょっとミスマッチだなぁ。
№77.ココシュニックの20
父:ジャスタウェイ
募集総額:2200万円
性別:牝
評価:E
兄にG3勝ちステファノス。
祖母ゴールドティアラはJPN1のマイルCS南部杯勝ち。
祖母の兄弟に英G1勝ちのポエツヴォイス。
3代母の兄弟に米G1勝ちChief Honcho。
4代母は米G3を3勝のExpressive Dance。
この馬もかなりの良血です。
母がそろそろ高齢とはいえお値打ち価格だと思う。
評価:E
父ジャスタウェイは持久力を高い確率で伝えることができる反面、俊敏性が弱点。
一方母ココシュニックはクロフネ+Seeking the Gold+Danzigでパワーを伝える配合構成。
残念ながら俊敏性が足りず、スピード不足になる可能性が高いです。
№78.ピンクアリエスの20
父:シルバーステート
募集総額:3600万円
性別:牡
評価:D
3代母は仏G1で2着のピンクタートル。
3代母の兄弟にカナダG1勝ちGreat Neck、米G1で3着のCope of Flowers。
兄弟は安定してソコソコ走っています。
が、こんな価格では元をとるのは難しくないですか…
評価:D
父シルバーステートはディープインパクトの俊敏性と持久力にシルヴァースカヤのパワーが強みの種牡馬。
母方は母父キングカメハメハがバランスタイプ、母母ピノシェットはStorm CatにRed Godで俊敏性と柔軟性が武器。
持久力と心肺機能は弱点になっています。
この組み合わせだと持久力と心肺機能はやはり心配なところです。
№79.ラテアートの20
父:シルバーステート
募集総額:2000万円
性別:牝
評価:D
4代母までに重賞勝ち馬は無し。
上級クラスまで行く馬はコンスタントに出ていますが…。
評価:D
父シルバーステートはディープインパクトの俊敏性と持久力にシルヴァースカヤのパワーが強みの種牡馬。
母ラテアートは持久力を高い確率で伝えるが、俊敏性に弱点があります。
全体的に少しずつ足りない配合かなぁと思います。
№80.シェルズレイの20
父:ダイワメジャー
募集総額:5000万円
性別:牝
評価:C
兄弟はG1大阪杯勝ちレイパパレ、重賞2勝のシャイニングレイ。
母の兄弟にNHKマイル2着、ダービー3着のブラックシェル。
遠い代よりも近い代の方が活躍馬が多く、これからさらに発展していきそうな牝系。
評価:C
父ダイワメジャーは俊敏性と持久力を伝える名種牡馬。
特にMountain Flowerとノーザンテーストから持久力を高確率で伝えることができるのが強みです。
母シェルズレイはクロフネのパワーとオイスターチケットの持久力を伝える繁殖。
うまくかみ合えば良いところまで行きそう。
サンデーサイレンスの俊敏性が伝わるかがポイント。
№81.シャンドランジュの20
父:ヘニーヒューズ
募集総額:3000万円
性別:牡
評価:D
母の兄弟にG3を2勝のマーティンボロとG3勝ちのフレールジャック。
祖母の兄弟に仏G1勝ちMezzo Soprano。
3代母の兄弟に日英加でG1を4勝のSingspiel、米G2勝ちで種牡馬として成功したRahy、南アフリカで重賞2勝のRakeen。
4代母は米G1を4勝の名牝Glorious Song。
日本でも活躍馬が多数のGlorious Songの牝系ですね。
評価:D
父ヘニーヒューズは主にStorm Catのパワーと柔軟性を伝える種牡馬。
俊敏性、持久力、心肺機能を母方から補いたい。
それに対して母シャンドランジュは何といっても母母ハルーワソングが俊敏性、柔軟性、持久力を高いレベルで伝える名牝。
ただ、ヘニーヒューズが相手だとやや心肺機能に不安があります。
今回はこんなところです。
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