クラブ馬に出資するときは、みなさんブラックタイプを確認すると思うんです。
あれ、みなさんどうやって評価していますか?
「太字が多ければ良くて細字が多ければ悪いにきまっとるやろ」と言われそうですが、ちょっとそれだけだとアバウトじゃないですか。
私はもう少し明確な基準を作りたいな~と思って、独自の基準を作ってます。
完全に私ひとりで考えたものなので、それは違うんちゃう、みたいな意見ありましたらどうぞよろしく。
ブラックタイプ・牝系の評価基準
見方は簡単。
次の4か所を確認します。
①母の繫殖成績(兄弟の競争成績)
②祖母の繫殖成績(母と母の兄弟の競争成績)
③3代母の繫殖成績(祖母と祖母の兄弟の競争成績)
④4代母の繫殖成績(3代母と3代母の兄弟の競争成績)
そして、次のようにAからEまでの5段階評価とします。
A評価:①に重賞勝ち馬が2頭以上いる
B評価:①と②を合わせると重賞勝ち馬が2頭以上いる
C評価:①②③を合わせると重賞勝ち馬が2頭以上いる
D評価:①②③④を合わせると重賞勝ち馬が2頭以上いる
E評価:①②③④まで合わせても重賞勝ち馬が1頭以下
直牝系の繁殖成績を評価
私の牝系評価の方法では、直牝系の繁殖成績のみを基準に評価することにしています。
ここで言う直牝系とは、母、祖母、3代母、4代母、といわゆるボトムラインに当たる馬のことです。
そして重要なのは、「繫殖成績を評価する」ということです。
競争成績ではありません。
例えば、今キャロットクラブで募集されている2頭
アヴェンチュラの20
エンジェルフォールの20
この2頭は母親が全きょうだい同士。
ただ、アヴェンチュラはG1秋華賞の勝ち馬なのに対し、エンジェルフォールは未勝利馬です。
この2頭、母の「競争成績」は全然違いますが、母の「繁殖成績」はどちらも重賞勝ち馬はなし、同じです。
さらに祖母アドマイヤサンデーの「繁殖成績」はどちらも重賞勝ち馬を3頭輩出、こちらも同じとみなします。
なのでアヴェンチュラの20とエンジェルフォールの20はどちらも牝系の評価はB評価ということになります。
明確な基準でブラックタイプを評価することが重要
正直、この評価方法で100%正しいのかと言われるとまだなんとも言えない所もあります。
ただ、せっかくブラックタイプを見るのだから「良い血統」「悪い血統」となんとなく評価するだけではちょっと物足りない。
今回ご紹介した私の方法のように明確な基準をもってブラックタイプ、牝系を評価することは大事なんじゃないかなぁと思っています。
今回はこんなところです。
※補足記事を書きました!ブラックタイプの見方 ボトムライン(直牝系)を評価する
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