
今回の記事では、キタサンブラック産駒の成功パターンを検証していきます。
キタサンブラック産駒の重賞馬は現時点でG1勝ち4頭を含む10頭。
初年度産駒が6歳の時点でこの数字はヤバい。

キタサンブラック産駒の成功パターンは次の4つかな。
1.ヘイローのクロス
2.スペシャル牝系
3.ダンジグ
4.フレンチデピュティ
ロードカナロアとかドレフォンみたいなわかりやすい成功パターンは無いんですけど、それなりに共通点はあると思いますよ。
それでは解説にいってみましょう!
イクイノックス
まずはこの馬、G16勝馬イクイノックス。

青色のヘイローが4×4。
それから紫色のスペシャル牝系ヌレイエフ。
成功パターンの1と2ですね。
あとサーアイヴァーとドローンも青色で囲んであるんですが、この2頭はヘイローとよく似た血統構成。
比較血統表を見てください。


という訳で、ちょっとややこしい話をするとこんな表現になります。
父父ブラックタイドのヘイロー≒サーアイヴァー2×4に対して、母父キングヘイローがドローン≒ヘイロー≒サーアイヴァーの3×2·3で強調していると。
それからスペシャル牝系については記事にまとめていますので、こちらを見ていただければ。
ノーザンダンサーとのスペシャルな関係。ヌレイエフとサドラーズウェルズ、ちぢめてヌレサド。
スペシャル牝系の代表的な血統はサドラーズウェルズとヌレイエフですね。

ま、なんせイクイノックスはヘイローのニアリークロスとスペシャル牝系ですね。
スキルヴィング
G2青葉賞を勝ったスキルヴィングもイクイノックスと同じパターンです。

母母ヴァイスハイトがヘイロー3×4。
紫色のヌレイエフがスペシャル牝系。
サンデーサイレンスの父がヘイローで、マキャベリアンの母父もヘイローです。
ピコチャンブラック
G2スプリングステークスを勝ったピコチャンブラックも同じパターン。

青色サンデーサイレンスの父がヘイロー、紫色サドラーズウェルズの母母がスペシャルですね。
5代目にスペシャルが見えてます。
ソールオリエンス
次に皐月賞馬ソールオリエンスですね。

まず紫色サドラーズウェルズがポイント2のスペシャル牝系。
それから赤色のダンジグがポイント3ですね。
そしてシークレットテームとブラッシンググルームを青色で囲んであるんですが、これがヘイローをやんわりニアリークロスしてます。
ちょっとこれだけだとわからないんで、母スキアの血統表を見てみます。

シークレットテームの父がセクレタリアト、ブラッシンググルームの父はレッドゴッドなんですよね。
まずレッドゴッドからいきましょう。
レッドゴッドはヘイローと似た血統構成です。
比較血統表を見てみましょう。

オレンジ色ナスルーラとロイヤルチャージャーは3/4同血。
黄色ムムタズペグムとマームードも3/4同血。
赤色ブルドッグとサーガラハッドは全きょうだいです。
次にシークレットテームの父セクレタリアトですね。
セクレタリアトは半兄にサーゲイロードという馬がいるんですが、このサーゲイロードがブラックタイドから数えて5代目にいます。
そしてサーゲイロードはサーアイヴァーの父なんですよね。
ブラックタイドの血統表を見てみましょう。

ヘイローと似た血統構成であるサーアイヴァー、その父サーゲイロードとセクレタリアトがニアリークロス。
そんな感じです。
ややこしくなってきたので、ソールオリエンスについてもう一回整理するとこんな感じ。

ポイント1のヘイロークロスはシークレットテームとブラッシンググルーム。
ポイント2のスペシャル牝系はサドラーズウェルズ。
ポイント3のダンジグもあり。
サトノカルナバル
G3函館2歳ステークスを勝ったサトノカルナバルもソールオリエンスと似たパターンです。

青色のレッドゴッドとセクレタリアトがソールオリエンスと共通ですね。
それから紫色のナンバーとヌレイエフ。
この2頭はどちらも母がスペシャルで兄妹です。
ちょっと長くなってきたので、続きはまた次回にしたいと思います。
次回は残りの重賞馬、ウィルソンテソーロ、クロワデュノール、ガイアフォース、ラヴェル、クリスマスパレードを見ていきます。
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