引き続きシルクの募集馬評価をやっていきます。
今回のその4ではウィキッドアイズの23、アグレアーブルの23、レーヴドゥラメールの23です。
募集は終わってしまっているので、まぁ読み物感覚でどうぞ。
よろしくお願いしまーす。
※全頭評価ではなく、高評価の馬だけを紹介していくスタイルでやってます。また、各馬の評価はあくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
よろしくどうぞ。
2024年シルクホースクラブ募集馬評価その4
№32.ウィキッドアイズの23
父:クリソベリル
募集総額2000万円
性別:牝
母年齢:8歳
評価:B
総合評価:B
クリソベリル産駒、ウィキッドアイズの23です。
祖母ウィキッドリーパーフェクトがアメリカのG1ホースですね。
父クリソベリルはその母父がエルコンドルパサーでかなりスペシャル牝系が濃い血統です。
そこにさらにゴールドアリュールの母父ヌレイエフをクロスしてるんで、このスペシャル牝系を継続している血統です。
このスペシャル牝系とエルコンドルパサーのさらに父父ミスタープロスペクターを組み合わせてダート向きのパワーを持っているのがクリソベリルであると。
ではウィキッドアイズの23の血統表を見てみましょう。
ウィキッドアイズの23はそのミスタープロスペクターをクロスした配合で、このクリソベリルの長所を伸ばす組み合わせになってると思います。
さらにはウィキッドアイズの父オルフェーヴルの持つ紫囲みのグランマスティーヴンスですね。
グランマスティーヴンスの父ルーテナントスティーヴンスはスペシャルの母ソングと全きょうだいです。
という訳で、母ウィキッドアイズはグランマスティーヴンス+ミスタープロスペクターの組み合わせを持っていて、クリソベリルのエルコンドルパサー+ヌレイエフ(スペシャル×ミスプロ)を継続クロスしている形になってます。
まだまだありますよ。
もう一つクリソベリルの特徴としては、母母父のリヴァーマンですね。
ヨーロッパ系ナスキロ血統で、クリソベリルのもう一つの長所だと思います。
こちらの長所を伸ばすという意味で、祖母ウィキッドリーパーフェクトが効果的に働きそう。
もう一度ウィキッドアイズの23の血統表を載せます。
黄色囲みのウィキッドリーパーフェクトの血統表を見てみましょう。
ウィキッドリーパーフェクトの母ウィキッドリーワイズはナスキロ血統セクレタリアトの4×3、それから黄色囲みウィークエンドサプライズはセクレタリアト≒サーゲイロードの1×3。
おぉすんごいナスキロ血統。
という訳でもう一回まとめると、グランマスティーヴンスとミスプロでクリソベリルのスペシャル×ミスプロのパワーを強調。
ウィキッドリーパーフェクトのナスキロで、リヴァーマンのナスキロを強調。
いや、いいでしょ。
№33.アグレアーブルの23
父:リオンディーズ
募集総額4000万円
性別:牡
母年齢:10歳
評価:A
総合評価:A
リオンディーズ産駒、アグレアーブルの23。
祖母プリティカリーナの姉にアメリカG1を2勝したラヴアンドプライドがいる血統。
こちらは父リオンディーズで母父マンハッタンカフェなので、ニックスと言っても良い組み合わせですね。
この組み合わせからは天皇賞馬テーオーロイヤル、Jpn2兵庫チャンピオンシップ勝ちリプレーザが出てます。
この2頭の血統表を載せておきます。
この2頭、母父がマンハッタンカフェである以外にもミスプロを持つ点も共通です。
そしてアグレアーブルの23は父リオンディーズ、母父マンハッタンカフェ、そしてミスプロ持ちですね。
特にリプレーザとはかなり血統似てます。
バックパサーも共通だし、黄色囲みのターリングアはその父セクレタリアトがサーゲイロードと兄弟なんで。
これはわかりやすく狙いたい血統ですなぁ。
№40.レーヴドゥラメールの23
父:サトノアラジン
募集総額2500万円
性別:牡
母年齢:7歳
評価:A
総合評価:A
関東馬最後はサトノアラジン産駒のレーヴドゥラメールの23。
祖母レーヴディソールは阪神JF勝ち。
重賞勝ち馬やクラシック出走馬を何頭も出した名牝レーヴドスカーの牝系ですが、中でもレーヴディソールはレーヴドスカーの最高傑作ですよね。
直仔があまり活躍できなかったのは残念ですがポテンシャルは十分あるはず。
そして父サトノアラジン。
うーん、地味かなぁと思われる方もいるかもしれませんが、サトノアラジンはニュージーランドで産駒がメチャメチャ活躍していて、隣のオーストラリアと合わせて重賞勝ち馬が8頭もいます。
日本では重賞勝ち無しですけどね。
しかも活躍するパターンがわかりやすい。
まずはオーストラリアンオークス、ニュージーランドオークスとG1を2勝しているペニーウェカの血統表を見てみましょう。
母父ペンタイアで、さらに母がミルリーフのクロスを持ってます。
次にG2勝ちのランタンウェイの血統表。
母母父がペンタイアです。
ペンタイアとめっちゃニックスですやん。
ただ、日本でペンタイアを持つお母さんはなかなか見つからないですかね。
そこでペンタイアの血統表の中を見てみようかなとなるわけです。
ペンタイアはビーマイゲスト×ミルリーフ×ブラックニーという血統構成。
ビーマイゲスト→ハイペリオン
ミルリーフ→ナスキロ
ブラックニー→キングカメハメハの母母父
つまりハイペリオンとナスキロとキンカメがあれば疑似ペンタイアになるんではないかと思う訳です。
ではレーヴドゥラメールの23の血統表を見てみましょう。
まずキングカメハメハが母父父ですね。
そしてレディブラッサムとレーヴドスカー。
この2頭はナスキロ血統です。
血統表を見てみましょう。
ナスキロ血統のセクレタリアト=シリアンシーの全きょうだいクロス3×4です。
リヴァーマン、サーゲイロードとナスキロ血統を3本もってる上に、ナスルーラをてんこもり持ってます。
最後にアグネスタキオンですが、これはマウンテンフラワー+アグネスレディーでハイペリオン血統をたくさん持ってます。
こんな感じで、これはもう母のレーヴドゥラメール自身が全体的にペンタイアっぽい血統と言えるんじゃないかな。
これは欲しかった!
まとめ
ウィキッドアイズの23
1.祖母はアメリカのG1勝ち。
2.グランマスティーヴンス+ミスプロでクリソベリルのダート向きパワーを強調。
3.ウィキッドリーパーフェクトのナスキロ血統でクリソベリルのストライド走法を強調。
アグレアーブルの23
1.リオンディーズに母父マンハッタンカフェのニックス。
2.その他ミスプロ持ちも共通。
3.リプレーザとはバックパサーとセクレタリアト≒サーゲイロードも共通。
レーヴドゥラメールの23
1.祖母は阪神JF勝ち。
2.サトノアラジンはペンタイアとニックス。
3.母レーヴドゥラメールはペンタイアと似た血統構成。
今回はこんなところです。
という訳で、次回もよろしくお願いしまーす。
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