シルクホースクラブ2021年 募集馬評価 関西馬ピックアップ

今回の記事ではシルク2021年募集馬の関西馬編です。 高評価(A・B・C評価)を付けた馬を厳選して紹介していこうと思います。
関東募集馬の評価はシルクホースクラブ2021年 募集馬評価 関東馬ピックアップをご覧ください。

関西馬35頭の中でC評価以上としたのは次の6頭です。

※あくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>

評価基準

評価基準
  • 評価A:3勝率60%
  • 評価B:3勝率50%
  • 評価C:3勝率40%
  • 評価D:3勝率20%
  • 評価E:3勝率10%
  • 評価F:3勝率5%

評価はA-Fまで6段階。3勝以上できるかを目安にしています。

評価する方法は血統のみです。血統表を4分割して父父、父母、母父、母母とそれぞれの馬の祖先に次の5つのポテンシャルを持つ馬を高く評価しております。

  • 俊敏性
  • パワー
  • 柔軟性
  • 持久力
  • 心肺機能

この辺の評価の仕方について興味のある方は一口馬主、POGのための血統講座の記事を見てみてください。

シルクホースクラブ2021年 募集馬評価 関西馬ピックアップ

シルクホースクラブ2021募集

№41.ピラミマの20

父:ハーツクライ
募集総額:4500万円
性別:牝
評価:A

本馬の全兄にハーツクライ代表産駒の1頭スワーヴリチャード。祖母キャリアコレクションは米G2を2勝。牝系がどうこうよりもスワーヴリチャードの全妹という時点で期待大なのは改めて語るまでも無いところですね。

評価:A

スワーヴリチャードの全妹で既に成功するポテンシャルがあることは間違いない配合。ただ好配合ですよ~とだけ言っても面白くないので、なぜこの配合が成功したのかをもう少し詳細に見てみましょう。
父ハーツクライはMountain Flower、トニービン、Lyphardと持久力を伝える血を豊富に持っています。母方から俊敏性と心肺機能を補いたい。
そして母ピラミマはいわゆるナスキロ配合であるFappiano、Seattle Slew、Rivermanを持つため俊敏性と柔軟性を高確率で伝える繁殖(Unbridled’s Songの母Trolley Songもナスキロでした!)。持久力を伝える血が全く無くてそこが弱点なのですが、ハーツクライやディープインパクトはこの弱点を補うのに最適と言えます。特に持久力だけならハーツはディープよりも上だと思いますので、スワーヴリチャードという大物が出たのも納得です。

№43.ショウナンパンドラの20

父:ロードカナロア
募集総額:1億円
性別:牡
評価:B

母ショウナンパンドラはG1ジャパンカップと秋華賞の勝ち馬。祖母キューティゴールドはG1香港ヴァーズで鮮やかなラストランを飾ったステイゴールドの半妹。父ロードカナロアならこの値段も仕方ないところですかね。

評価:B

父ロードカナロアはMr. ProspectorとSecretariat=Syrian Seaの柔軟性を伝える種牡馬。また、レディブロッサムのパワー、心肺機能を伝えることで大物を出すことができます。母父がディープインパクトであればもうそれだけでかなり期待できる配合と言えます。今のところ母父ディープインパクトのロードカナロア産駒はあまり成功していないと言われていますが、そのうち活躍馬がポンポン出てくると思います。母がJC勝ちのこの馬も当然ながら期待大です。

№45.ウェイクミーアップの20

父:ダイワメジャー
募集総額:3000万円
性別:牡
評価:C

母ウェイクミーアップは英愛でG1を4勝した名馬ドーンアプローチの半姉。他に愛G2勝ちのHerald The Dawnもおり、近い代で急速に活性化している牝系。この値段なら安いんじゃないでしょうか。

評価:C

ダイワメジャー産駒はトレジャーステイトの20も高評価をしましたが、こちらのウェイクミーアップの20も良い配合です。父ダイワメジャーが俊敏性と持久力を高確率で伝えるのに対し、母ウェイクミーアップはデインヒル、Alydarに加えNative DancerとDouble Jayのクロスによってパワーと心肺機能を伝えます。こちらも非常に相性の良い組み合わせです。

№55.プラウドスペルの20

父:ドゥラメンテ
募集総額:3000万円
性別:牝
評価:C

母プラウドスペルは米G1ケンタッキーオークス、アラバマSに勝った名牝。ただ、牝系を遡ってもあまりグレードレースに勝った馬は見当たりません。母がオークス馬で良血なのは間違いないですが少し気になります。

評価:C

関東馬編でもドゥラメンテ産駒を2頭高評価しましたが、こちらのドゥラメンテ産駒もなかなかの好配合です。父ドゥラメンテの俊敏性、持久力に対して、母プラウドスペルからパワーと心肺機能を補っています。このパワーと心肺機能は主にDanzigとBuckpasserから来ています。また、Gone Westから俊敏性を伝えることができればかなり期待できそうです。

№65.アイムユアーズの20

父:リアルスティール
募集総額:4000万円
性別:牝
評価:B

母アイムユアーズはG2フィリーズレビュー勝ちの他G3も3勝した活躍馬。3代母セシルカットは兄弟にオークス馬で天皇賞秋にも勝った女傑エアグルーヴ、香港のQEⅡSを勝ったルーラーシップ。エアグルーヴ牝系とは一つズレていますが、それでもオークスを勝った名牝ダイナカールの牝系。日本有数の良血です。

評価:B

父リアルスティールは新種牡馬。ラヴズオンリーミーがとにかく好配合の名牝で、ディープインパクトの後継種牡馬はこの馬で間違いないでしょう。唯一の弱点はほんの少し心肺機能が低いところですが、母アイムユアーズは高い心肺機能を伝える繁殖。リアルスティールとは合うと思います。
そして、血統オタク全員が待っているMonevassia=Kingmamboの同血クロス。これをキンカメではなくまさかのエルコンドルパサーでやっています。スワーヴエルメのダイナカールクロスと言い、血統オタク注目の母です。

№71.デイトユアドリームの20

父:トーセンラー
募集総額:1400万円
性別:牝
評価:B

祖母マハーブは米G3勝ちIn Conferenceの半妹。3代母Personal Businessは米G3勝ち。牝系はかなり地味と言わざるを得ないですかね。

評価:B

父トーセンラーは名牝プリンセスオリビアの子で種牡馬としてのポテンシャルはかなり高いと思います。実際に決して恵まれているとは言えない状況から重賞勝ちザダルを出しました。俊敏性と持久力を高確率で伝える種牡馬です。
母デイトユアドリームはトワイニングがものすごいパワー血脈、マハーブが持久力に秀でたバランスタイプで結構ポテンシャルのある繁殖ではと思います。ザダルに続くトーセンラーの代表産駒となれるポテンシャルだと思います。

関西馬35頭の全頭評価した結果はこんな感じでした。

評価A:1頭
評価B:3頭
評価C:2頭
評価D:5頭
評価E:8頭
評価F:16頭

関東、関西合わせて10頭をC評価以上としてオススメしました。
関東募集馬の評価はシルクホースクラブ2021年 募集馬評価 関東馬ピックアップをご覧ください。

今回はこんなところです。

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