この記事では2021年10月第3週の新馬戦の回顧をします。
大規模POGに参加されている方はよろしければ参考にして頂ければと思います。
10/16(土)東京3R新馬戦 芝1600M(牝馬限定)
1着:エリカヴィータ
父:キングカメハメハ
母:マルシアーノ
レース展開
1000M通過が61.9秒とややスローで、ラスト3ハロンが11.6-11.5-11.4。
スローからのラスト3ハロン戦で、トップスピードと持続力の勝負となりました。
勝ち馬評価
勝ったエリカヴィータは中団から直線で外へ持ち出し、残り2ハロンで持続力の違いを見せて1着。
トップスピードと持続力で高いレベルを見せました。
このレースは3ハロン戦なんですが、L2がそこまで上がらずL1最速のレース。
通常このラップだとL1は落とすんですが最後まで止まっていないので、うーん、難しいですが結構レベルが高かったと見ていいんですかね。
上位に来た馬はなかなかのレベルでこれを悠々と差し切ったエリカヴィータは相当レベル高そうです。
母がキンシャサノキセキの全妹でクラシックとは関係ないだろうと思っていたのですが、キンシャサノキセキって1600から2000くらいを走っていても不思議の無いような血統だってことを完全に忘れてました。
配合的にはむしろハイペースでこそとも思えるので弱点が見当たらず、これは桜花賞候補といっていいと思います。
10/16(土)東京5R新馬戦 芝1800M
1着:ライラック
父:オルフェーヴル
母:ヴィーヴァブーケ
レース展開
1000M通過が63.7秒のスローからラスト3ハロンが11.1-11.4-11.7。
スローからの3ハロン戦で、トップスピードと持続力のレースでした。
勝ち馬評価
勝ったライラックは道中スローの中で3列目、L2の持続力が他馬とはレベルが違った印象。
この馬自身はおそらくラスト2ハロン目をほとんど落としておらず11.1-11.1-11.7程度でしょうか。
配合的にはトップスピードが不安要素、持続力とハイペース耐性はありそうだったので、このトップスピードを見せられると重賞でもやれそうな感じ。
オルフェーヴルの大物はこっちだったか…。
2着のエピファニーはエンジンのかかりが遅く、ただ1頭L1最速で突っ込んできた感じ。
トップスピードと持続力はかなりのレベルですが、配合面から不安のあるハイペースとなった時についてはまだ未知数で次も確勝とまでは言えないと思います。
10/16(土)阪神5R新馬戦 芝1800M
1着:フォースクエア
父:エピファネイア
母:テネイシャス
レース展開
1000M通過が62.1秒とややスローからラスト3ハロンが12.0-10.8-11.6。
スローだがL3でもペースが上がらず2ハロン戦。
トップスピードとギアチェンジの勝負。
勝ち馬評価
勝ったフォースクエアは出負けするものの二の足が早く2列目内。
直線入り口で先頭に並びL2最速10.8で抜け出し。
ゴールドローズに猛追されるもなんとかしのぎ切って1着。
トップスピードとギアチェンジの高さは血統の字面通り。
血統的に3ハロン戦での持続力とハイペースの耐性がどうか、というところなので、次戦はまだ様子見した方が良さそう。
10/17(日)阪神5R新馬戦 芝1600M
1着:セルバーグ
父:エピファネイア
母:エナチャン
レース展開
1000M通過が60.1秒のミドルペースからラスト3ハロンが11.9-11.4-12.2の2ハロン戦。
新馬戦としてはまずまずのペースで流れた分、最後の仕掛けは遅く2ハロン戦で、最速も11.4とそこまでトップスピードは問われていない感じ。
基礎スピードがある程度無いと厳しい展開でそこからどの程度のトップスピードを出せたかといったところがポイントでした。
勝ち馬評価
勝ったセルバーグは2列目の内から最速区間のL2で先頭に並び、最後は粘り切って1着。
配合的にはどこが強みだというところは特になく、レースも総合的な勝負になったのが良かったのではないかと思います。
先々でも通用するのかと言うとちょっと疑問の残る内容でした。
管理人のPOG指名馬は?
先週は2頭追加指名しました。
レッドミラージュ
母のラキシスはディープインパクトの俊敏性、持久力にStorm Catのパワーと柔軟性を合わせ持ち、打率よりも1発ホームランタイプ。
こういう母にバランスタイプのキングカメハメハは最適でこれはホームランかな、と思って指名。
まぁ実際にはホームランとも三振とも言えない雰囲気でした。
しかし勝ち上がる能力は十分あるでしょうから次に期待したいです。
エピファニー
こちらは母ルールブリタニアが俊敏性と持久力の高い配合で、エピファネイアの欠点を補う組み合わせ。
これは当たりのエピファネイアだろうということで指名したのですが、十分に将来性を感じさせてくれる走りでした。
あとは先ほども書きましたが、ハイペースとなったときにどうか。
そこをクリアしてくれれば今回は負けてしまったものの、クラシック本番まで楽しめる器じゃないでしょうか。
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