ロードサラブレッドオーナーズの22年産募集馬について、独自のナゾ血統理論で評価していきます。
今回はデルフィーノ22、ブリュネット22、ヴィーヴル22についての血統解説です。
デルフィーノ22は、アドマイヤグルーヴ≒ハーツクライの3/4同血クロス、ヘイロー多重クロスのドゥラメンテ産駒としても実績十分。
ブリュネット22は、母がダイワメジャー×ジャイアンツコーズウェイでサートゥルナーリアと相性が良さそう。
ヴィーヴル22は、パワー血統のブリモルに対して俊敏性を伝えるディープ×ストームの継続クロスが合いそう。
それでは、血統表を使って解説していきます。
※全頭評価ではなく、高評価の馬だけを紹介していくスタイルでやってます。また、各馬の評価はあくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
よろしくどうぞ。
ロードサラブレッドオーナーズ2023年募集馬評価その3
№21.デルフィーノ22
父:ドゥラメンテ
募集総額:6600万円
性別:牡
母年齢:11歳
総合評価:B
総合評価:B
半兄にこの間の神戸新聞杯で4着だったロードデルレイがいる旬の血統ですね。
今回は父がロードカナロアからドゥラメンテに代わりどうか。
どちらもその父は同じキングカメハメハですが、母が違って、ってまぁ当然なんですがそこがかなりポイントです。
ドゥラメンテの母はアドマイヤグルーヴですが、デルフィーノの父ハーツクライと3/4同血なんですよね。
サンデーサイレンスの俊敏性とトニービンの持続力を伝える日本の芝向きの血統と言えますね。
この組み合わせにはG3毎日杯勝ちのシーズンリッチがいます。
さらにデルフィーノ22はヘイローについて4×4·5の多重クロスを持っています。
ヘイロー多重クロスを持つドゥラメンテ産駒にはG1ホープフルステークス勝ちドゥラエレーデと重賞2勝のドゥーラを出している相性の良いパターン。
これは期待大です。
№22.ブリュネット22
父:サートゥルナーリア
募集総額:3000万円
性別:牡
母年齢:12歳
総合評価:B
総合評価:B
母ブリュネットはG2フローラステークス3着、3代母ヴァージニーはアメリカ、ブラジルでG1を4勝の名牝。
父が新種牡馬のサートゥルナーリア。
まず、サートゥルナーリアの父ロードカナロアの特徴ですが、その母レディブラッサムが柔軟性を伝える全きょうだいクロス、セクレタリアト=シリアンシーを持っています。
一方、サートゥルナーリアの母シーザリオはその母母父父にサーゲイロードがいるので、ロードカナロアとの組み合わせだとセクレタリアト≒サーゲイロードのニアリークロスが発生。
レディブラッサムの持つ柔軟性を伝える全きょうだいクロス、セクレタリアト=シリアンシーをさらに継続する配合になっています。
このクロスがあるのでサートゥルナーリアの産駒は良く言えば柔軟性が高そう、悪く言えば緩くなってしまいそうなところがあります。
サートゥルナーリア産駒のポイントとしてはこの緩そうな弱点をいかに補うかではないかと思います。
で、ブリュネットの血統はというと、ダイワメジャー×ジャイアンツコーズウェイですね。
ブリュネットの血統表を見てみましょう。
父ダイワメジャーはサンデーサイレンスの俊敏性とノーザンテーストの持続力を伝える血統。
母父ジャイアンツコーズウェイもその母マリアズストームが俊敏性を伝える血統です。
このあたりはサートゥルナーリアと相性が良さそうなんですが、ひとつ気になるのはストームキャットでしょうかね。
ストームキャットはサートゥルナーリアにもあってクロスとなるわけですが、サートゥルナーリアの柔軟性を伝える要素なんで、そこを強調するのはどうかな~というところ。
父ロードカナロアもストームキャットのクロスはあまり結果が出てないですしね。
ホントはA評価にしたかったんですが、ここが気になってB評価にしておきました。
№24.ヴィーヴル22
父:ブリックスアンドモルタル
募集総額:3000万円
性別:牡
母年齢:10歳
総合評価:A
総合評価:A
母ヴィーヴルはロードカナロアの半妹。
3代母サラトガデューはアメリカのG1を2勝。
良血ですね。
そしてこの配合は…
一目見てイイ!
そうそうそうなんよ、ブリモルにはこういう母なんよ。
こんな感じの芝でビュンビュン切れそうな感じの母をつけときゃいいんよな~と。
まず母ヴィーヴルですけど、ディープインパクト×ストームキャットのニックス配合ですよね。
ディープのヘイロー≒サーアイヴァーに対してサーアイヴァー≒ターリングアのニアリークロスを重ねているのがこのニックスのキモらしいです。
はい、つぎにブリックスアンドモルタルが父のヴィーヴル22の血統表をもう一度見てみます。
ディープ×ストームのヘイロー≒サーアイヴァー≒ターリングアのニアリークロスをさらに継続するようにストームキャット3×3。
ブリモルはストームバード3×3があってかなりパワー寄りなんで、これは良さそうですよね。
母母レディブラッサムもセクレタリアト=シリアンシーのクロスでかなり柔軟性が高いので、そちらの側面からも父ブリモルは合いそうだと思いますね。
まとめ
デルフィーノ22
1.半兄にロードデルレイ。
2.俊敏性と持続力を伝えるアドマイヤグルーヴ≒ハーツクライの3/4同血クロス。
3.ヘイロー多重クロスのドゥラメンテ産駒にはドゥラエレーデ、ドゥーラ等実績あり。
ブリュネット22
1.母はG2で3着、3代母はアメリカ、ブラジルでG1を4勝。
2.サートゥルナーリアは柔軟性の高さを伝えそうな血統構成なので、これを補うような配合にしたい。
3.母はダイワメジャー×ジャイアンツコーズウェイで俊敏性と持続力を伝えそうなので、サートゥルナーリアとは相性良さそう。
4.柔軟性を伝えるストームキャットのクロスは少し気になるか。
ヴィーヴル22
1.母はロードカナロアの半妹で3代母はアメリカG1を2勝。
2.母はディープ×ストームのニックスでこれを継続するようにストームキャットの3×3。
3.父ブリモルはパワー血統なので、俊敏性を伝えるディープ×ストームの継続クロスは良さそう。
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