今回のキャロットクラブその8では№51~№59までの馬の評価になります。
※あくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
評価基準については当サイトの血統評価の基準と考え方、みたいなものの記事を見てみてください。
№1~№7までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価 その1
№8~№16までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その2
№17~№23までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その3
№24~№29までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その4
№30~№36までの馬の評価は キャロットクラブ2021年 募集馬評価その5
№37~№43までの馬の評価は キャロットクラブ2021年 募集馬評価その6
№44~№50までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その7
キャロットクラブ2021年 募集馬評価 その8
№51.クルミナルの20
父:エピファネイア
募集総額:8000万円
性別:牡
評価:C
母クルミナルは桜花賞2着、オークス3着の活躍馬。
祖母クルソラは亜G1を2勝。
祖母の兄弟に亜G2を2勝のコルサローネ。
3代母は亜G2勝ちCalorica。
アルゼンチンのS級牝系で、将来キャロットの看板牝系となることが期待されている牝系ではないでしょうか。
評価:C
俊敏性と持久力を補いたい父エピファネイアに対して、俊敏性と持久力を高いレベルで伝えるディープインパクトはそれぞれ弱点を補い合うような配合になります。
母母クルソラがもう少しバランスの取れた配合だとなお良かったのですが、エピファネイアの配合としてはまずまずではないかと思います。
№52.エールデュレーヴの20
父:エピファネイア
募集総額:5000万円
性別:牡
評価:D
母の兄弟に愛1000ギニー馬ベスラー。
祖母の兄弟に仏G1馬レーヴドスカー、仏G2勝ちニュミデ。
日本でも複数の重賞勝ち馬を出しているレーヴドスカーの牝系。
なじみのある牝系で人気必死でしょう。
評価:D
母エールデュレーヴも母クルミナルと同じで、エピファネイア×ディープインパクトはそれぞれ弱点を補い合うような配合になるためまずまずの組み合わせと思います。
ただ、こちらは母母レーヴディマンがただでさえNasrullahまみれのHighest Honorに、さらにNasrullahとSir Gaylordという柔軟性の血をクロスしている激柔配合。
これが良い方にでれば大物も期待できるかも知れません。
№53.レイリオンの20
父:エピファネイア
募集総額:3400万円
性別:牝
評価:B
リリサイドの牝系はプルメリアスターに続いて2頭目。
母の妹に日豪でG1を4勝したリスグラシューがいる牝系。
正直リスグラシュー以外は重賞を勝った馬が出ているラインではないのですが、この牝系に対するキャロットの力の入れようがわかりますね。
評価:B
母ローガンサファイアの時にも書きましたが、父エピファネイアに対して母父ダイワメジャーは俊敏性と持久力を補う好配合だと思います。
こちらの母レイリオンはさらに母母リリサイドも俊敏性と持久力を補う配合で、エピファネイア産駒としてはほぼ満点の配合だと思います。
№54.トータルヒートの20
父:ドゥラメンテ
募集総額:3000万円
性別:牝
評価:C
祖母に米重賞2勝のリーサルヒート。
そのほかはリステッド勝ち馬は複数いますが、重賞勝ち馬は4代までになし。
評価:C
ドゥラメンテ産駒は、父母アドマイヤグルーヴの俊敏性、持久力を特徴としていて、母方からパワー、柔軟性、心肺機能を補いたい。
母トータルヒートは母父Street CryからMachiavellianの俊敏性を、母母リーサルヒートからNureyevの持久力を主に伝える配合。
決してポテンシャルの低い繁殖では無いですが、ドゥラメンテとの組み合わせはあまり良いとは言えません。
№55.リーチングの20
父:ドゥラメンテ
募集総額:2400万円
性別:牝
評価:C
母の兄弟に愛オークス馬ピーピングフォーン、仏G1馬ザウェイユーアー。
祖母は英G1で2着のマリインスキー。
祖母の兄弟にフランスの重賞2勝したSmolensk、米G2勝ちBetter Than Honour、愛G3勝ちTurnberry Isle。
3代母はケンタッキーオークス馬ブラッシュウィズプライド。
3代母の兄弟に英G2勝ちギイールグツド、英G3勝ちMalinowski、愛G3勝ちMonroe、そして何といっても一大牝系を築いている名牝セックスアピール。
世界的な名牝系と言っていいでしょう。
こんな価格でいいのかいね。
評価:C
母リーチングはデインヒル×Sadler’s Wellsで心肺機能を高確率で伝える。
パワーも良く伝えるのでドゥラメンテとは合いそうなのですが、柔軟性を伝える血がほぼ皆無。
ここが少しでも入っていると走る確率が全然違ってくるのですが…。
№56.コルコバードの20
父:モーリス
募集総額:4000万円
性別:牡
評価:E
3代母アズテックヒルは米重賞を3勝。
その他にこのラインからの重賞勝ちはおらずあまり活性化している牝系とは言えません。
評価:E
母コルコバードは母父ステイゴールドから俊敏性と持久力、母母エンシェントヒルからパワーと心肺機能を伝える配合構成。
当たりはずれが大きそうなタイプですね。
確率は低いと言わざるを得ないですが、当たれば一発ある配合です。
№57.ディオジェーヌの20
父:モーリス
募集総額:3200万円
性別:牡
評価:C
祖母フォーシンズはアイルランドで重賞2勝。
3代母の兄弟に英G3勝ちジャーメイン。
牝系はまずまずのCクラスといったところ。
評価:C
母母フォーシンズは典型的なナスキロ血脈であるMill Reefのクロスを持っておりモーリスに足りない俊敏性と柔軟性を伝える。
母父ディープインパクトも俊敏性があり悪くは無いですが、あまり柔軟性を伝える血では無く惜しいな~と思います。
やっぱりモーリスには母父キングヘイローが合うと思うんだよなぁ。
№58.スペクトロライトの20
父:モーリス
募集総額:2400万円
性別:牝
評価:E
母の兄弟にG3勝ちビッシュ。
祖母は米G1で2着バランセラ。
3代母の兄弟に仏G2勝ちマジストロス。
A級牝系と言っても良いですが、良血ぞろいのキャロットクラブに入ると地味に映りますね…。
評価:E
こちらもディオジェーヌの20と同じで父モーリスに母父ディープインパクトの組み合わせ。
こちらの母母バランセラは欧州の心肺機能を伝える馬でモーリスとはマッチングしていないです。
母スペクトロライトはもう少しゴリゴリのナスキロ、ミスプロ血統と合わせたいところですね。
№59.グランデアモーレの20
父:モーリス
募集総額:3400万円
性別:牝
評価:E
4代母までに重賞勝ち馬はなし。
コンスタントに上級クラスの馬は出していますが、重賞級となるとちょっと難しいかもしれません。
評価:E
グランデアモーレの父ネオユニヴァースですが、あまりスピードを伝えることができない配合構成。
母父ヒカルアモーレはクロフネのパワーを伝えることができますが、やはり俊敏性が高いタイプでは無いです。
モーリスとの配合ではスピード不足が解消できない可能性が大です。
今回はこんなところです。
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