届きましたね~カタログ。
私は馬体を見てもよくわからないので、正直あまりカタログをガン見したりはしないんですが、でもやっぱり血統派としてはブラックタイプを見られるのがうれしいですね~。
ブラックタイプを見ることができると記事を書くのもちょっとラクなんですよね。
という訳で、キャロットはなんせ頭数が多いのでペースアップしていきたいと思います。
今回のキャロットクラブその2では№8~№16までの馬を評価してみました。
※あくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
評価基準については当サイトの血統評価の基準と考え方、みたいなものの記事を見てみてください。
№1~№7までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価 その1
キャロットクラブ2021年 募集馬評価 その2
№8.ローガンサファイアの20
父:エピファネイア
募集総額:5000万円
性別:牡
評価:C
祖母の兄弟にJBCスプリント勝ちのサウスヴィグラス。
その他は目立った活躍馬はありません。
評価:C
父エピファネイアは父父シンボリクリスエスの柔軟性とパワー、父母シーザリオの心肺機能を伝える種牡馬。
このため母からは俊敏性と持久力を補うのが良いと思います。
母父としてディープインパクトやハーツクライが成功してますし、ダイワメジャーも相性が良いのではないでしょうか。
№9.バウンスシャッセの20
父:エピファネイア
募集総額:8000万円
性別:牡
評価:D
母バウンスシャッセはG3を3勝の活躍馬。
母の兄弟にもG2勝ちムーンクエイク、G3を2勝のコントラチェック。
祖母の兄弟にイギリス重賞2勝のジャストジェイムズ。
キャロットクラブを代表する牝系ですね。
評価:D
母母リッチダンサーは重賞ホースを複数産んだ名繁殖ですが、これはFairy Flightの俊敏性と心肺機能によるものと思います。
母母の代に下がるとこの影響力が弱まりHallingがあまり有効な血を持つ種牡馬では無いため、バウンスシャッセは活躍馬ですが母親としてのポテンシャルはちょっと疑問に思っています。
主に俊敏性と持久力を補いたい父エピファネイアに対して、母母リッチダンサーがあまり俊敏性と持久力を供給できず苦戦しそうです。
№10.プルメリアスターの20
父:エピファネイア
募集総額:3600万円
性別:牝
評価:B
母の妹に日豪でG1を4勝したリスグラシューがいる牝系。
祖母リリサイドは重賞勝ちこそありませんがリステッドを勝っている活躍馬なので、このリリサイドからの牝系が発展していくのかどうか、というところで期待の繁殖牝馬ですね。
評価:B
父エピファネイアは俊敏性と持久力を補いたい。この点でMill ReefのクロスとLyphardのクロスをもつ母母リリサイドはエピファネイアの相手としてはとても優秀。母父ゼンノロブロイも俊敏性と持久力を伝える血で好配合だと思います。
№11.モアザンセイクリッドの20
父:ドゥラメンテ
募集総額:4000万円
性別:牡
評価:B
母モアザンセイクリッドはニュージーランドオークス馬。
三代母の兄弟に米G1を2勝のノーザンスパー、英G3を2勝のグレイトマークウェスと同じく英G3を2勝のネラー。
母はG1勝ち馬ですが、他に近い代には活躍馬は無く過度の期待はかけすぎない方が良いか。
評価:B
ドゥラメンテ産駒は、とにかく父母アドマイヤグルーヴの俊敏性、持久力がウリ。
母方からパワー、柔軟性、心肺機能を補って行きたい。
母モアザンセイクリッドはWoodman×デインヒルでパワーを確実に伝えることができる。
心肺機能もまずまず、柔軟性がもう少しあればオススメできるレベルなんだけどなぁ。
№12.ステファニーズキトゥンの20
父:ドゥラメンテ
募集総額:3600万円
性別:牝
評価:A B (スミマセン間違えました)
母は米G15勝の名牝。
3代母ベイルアウトベッキーも米G1ホース。
ただ、母ステファニーズキトゥン以外は近い代に重賞ホースは出ていないみたいです。
評価:B
母ステファニーズキトゥンはRobertoのクロスでパワーを高確率で伝える配合。
Kitten’s JoyからSadler’s Wellsの心肺機能を、Unfold the RoseからStorm Cat+Mr. Prospectorの柔軟性を伝えます。
これがドゥラメンテの弱点を補う配合になっており、うまくマッチすればかなり走りそう。
№13.ブリガアルタの20
父:モーリス
募集総額:3000万円
性別:牡
評価:A
祖母も3代母も重賞で活躍した馬でしたが、勝ち切るまではいかず。
4代母までに重賞勝ち馬はおりません。
さすがにちょっと押しづらいなぁ。
評価:A
父モーリスは持久力と心肺機能に優れた配合。
母方から俊敏性を補いたい。
一方母ブリガアルタは母父コンデュイットが俊敏性と柔軟性を伝えるShirley Heights、Rivermanに加え、ミスプロ系の中でも最も俊敏性と柔軟性に優れるMiswakiの血も持っています。
母母ブリガドーンもサンデーサイレンス+Seattle Slew+Mr. Prospectorで俊敏性と柔軟性を伝える配合。
モーリス産駒としては理想的な配合です。
牝系からはちょっと押しづらいですが、やはり配合的には期待大です。
№14.ルージュバックの20
父:モーリス
募集総額:6000万円
性別:牡
評価:E
母ルージュバックは重賞4勝。
祖母ジンジャーパンチは米G16勝の名牝。
3代母ナッペロンも米G2勝ち馬。
これだけのS級牝系で母がキャロットの活躍馬ですから、今後のキャロットを代表する牝系になることを期待したいですね。
評価:E
牡馬を相手に重賞を4勝した名牝ルージュバック、牝系もS級なんですが、配合的には主にサンデーサイレンスの俊敏性と持久力、Awesome Againのパワーを活かして活躍した馬でした。
これが母親となるとサンデーサイレンスとAwesome Againの良いところが代が遠くなることで弱まってきてしまいます。
配合のポテンシャルとしては少し苦戦しそうかなぁというのが正直なところです。
なんとか走る子を出して欲しいですけどね。
やはりカナロアとの子の方が可能性は高いかな~。
№15.ケイティーズハートの20
父:モーリス
募集総額:5600万円
性別:牝
評価:E
兄に皐月賞馬エフフォーリア。
祖母の妹にG1を2勝のヒシアマゾン、G2勝ちヒシピナクル、G3勝ちヒシナイル。
3代母ケイティーズはアイルランドオークス馬。
名牝系だが近い代には活躍馬が出ていない、という状況だったんですが今年の皐月賞で兄エフフォーリアが勝ち一気に注目の馬になりました。
当然今後も注目の牝系です。
評価:E
エフフォーリアが出て勢いのあるケイティーズファーストの牝系。
この牝系はHyperionの持久力と欧州の心肺機能が武器なのですが、これはモーリスが伝える長所と同じなため、この組み合わせですとやはりスピード不足となってしまうんではないでしょうか。
№16.シュピッツェの20
父:モーリス
募集総額:2400万円
性別:牝
評価:E
祖母シャピーラはドイツ1000ギニー馬。
祖母の兄弟に独G3勝ちシェーン。
牝系はまあまあのBクラス牝系と言っていいでしょう。
評価:E
母シュピッツェはモーリスの足りない部分を補える俊敏性のあるタイプではありません。
なんで、この馬もスピード不足になりそう。
ただ、この馬に関してはモーリスと合っていないというよりややポテンシャルが低い配合構成かな~とも思いますね…。
今回はこんなところです。
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