キャロット21年募集馬の評価その10、№68~№75までになります。
※あくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
評価基準については当サイトの血統評価の基準と考え方、みたいなものの記事を見てみてください。
№1~№7までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価 その1
№8~№16までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その2
№17~№23までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その3
№24~№29までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その4
№30~№36までの馬の評価は キャロットクラブ2021年 募集馬評価その5
№37~№43までの馬の評価は キャロットクラブ2021年 募集馬評価その6
№44~№50までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その7
№51~№59までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その8
№60~№67までの馬の評価は キャロットクラブ2021年 募集馬評価その9
キャロットクラブ2021年 募集馬評価 その10
№68.エレガントマナーの20
父:ハービンジャー
募集総額:3000万円
性別:牡
評価:C
祖母の兄弟にダービー馬フサイチコンコルド、皐月賞馬アンライバルド、G3勝ちボーンキング。
3代母の兄弟に英G1勝ちPrince of Dance、英G2勝ちPrincely Venture。
4代母Sun Princessは英オークス、ヨークシャーオークスに加え英セントレジャーも勝った名牝。
クラシックホース2頭を出した名門牝系。
評価:C
父ハービンジャーは父父Dansili譲りのパワーと心肺機能がウリ。
このため俊敏性と持久力を母方から補う配合が良い。
母母ネオクラシックは俊敏性、持久力、心肺機能を伝えるため、ハービンジャーとの相性はまずまず。
ただ、母父シンボリクリスエスはパワー、柔軟性を伝える血のため、ハービンジャーが求めるものとは真逆。
シンボリクリスエスとネオクラシックのどちらを強く伝えるかによってかなり結果が変わりそう。
№69.アウェイクの20
父:ハービンジャー
募集総額:2000万円
性別:牝
評価:B
母の兄弟にG1朝日杯FS勝ちゴスホークケン。
そのほかはこのラインからの重賞勝ち馬は無し。
評価:B
父ハービンジャーは父父Dansili譲りのパワーと心肺機能がウリ。
このため俊敏性と持久力を母方から補う配合が良い。
当然母父ディープインパクトも合うはず。
加えてアウェイクの20は母母オールザウェイベイビーも俊敏性が高いためより確実性が上がっています。
オールザウェイベイビーに持久力も備わっていればかなりオススメできるところでしたがそこは惜しいです。
今回のキャロット募集馬のハービンジャー産駒ではこの馬ですかね。
№70.ローズノーブルの20
父:ルーラーシップ
募集総額:3600万円
性別:牡
評価:D
祖母ヴィアンローズは仏G3勝ち。
3代母の兄弟に仏G1で3着のアリクスロード。
近い代にももうちょっとで重賞に手が届きそうな馬も複数おりあなどれない牝系です。
評価:D
父ルーラーシップはエアグルーヴの持久力を高い確率で伝える種牡馬。
俊敏性を母方から補いたい。
しかし母母ヴィアンローズは俊敏性に欠ける、というか全体的にポテンシャルが低い。
ちょっと苦戦かなぁと思います。
№71.ジュモーの20
父:ルーラーシップ
募集総額:4000万円
性別:牡
評価:D
兄弟にG3勝ちのプロフェットとクラージュゲリエ。
母の兄弟にG3勝ちオウケンビリーヴ。
祖母の兄弟にG1エリザベス女王杯勝ちトゥザヴィクトリー、重賞3勝のサイレントディール、G3勝ちビーポジティブ。
3代母の兄弟に米G1を3勝のClear Mandate、米G2勝ちDream Scheme。
名門フェアリードールの牝系。
評価:D
ジュモーの20はルーラーシップから持久力を、ジュモーから心肺機能が伝わる配合。
問題はスピードで、母母ビスクドールはサンデー+Almahmoudクロスで俊敏性を伝えますが、母父タニノギムレットはパワー血統で俊敏性はほぼ皆無。
スピード不足の不安はかなりありますし、ルーラーシップだと母母ビスクドールの高い持久力を活かしきれていないのでもったいないですね。
№72.フォルテピアノの20
父:キンシャサノキセ
募集総額:2200万円
性別:牡
評価:D
祖母の兄弟にG2勝ちビッグショウリ。
その他に重賞勝ち馬は出ていないラインですが、3代母は名牝クラフティワイフなので牝系自体は名門ですね。
評価:D
父キンシャサノキセキは持久力、心肺機能を伝える種牡馬。
母方からは俊敏性に加え、パワーまたは柔軟性を補いたい。
母フォルテピアノはパワーを伝える繁殖ですが、俊敏性はあまり高く無い。
母母キョウエイフォルテは持久力、心肺機能が高く、パワー、柔軟性もあるポテンシャルの高い血統。
キンシャサノキセキとは組み合わせがいまひとつでややもったいない配合。
№73.ピュアブリーゼの20
父:キンシャサノキセ
募集総額:1600万円
性別:牝
評価:E
母ピュアブリーゼはオークス2着馬。
3代母の兄弟に独G3勝ちペイジズキング。
母は活躍馬ですが、それ以外に近い代での重賞勝ち馬は無し。
評価:E
父キンシャサノキセキは持久力、心肺機能を伝える種牡馬。
母方からは俊敏性に加え、パワーまたは柔軟性を補いたい。
母ピュアブリーゼですが、こちらも心肺機能が武器の繁殖でキンシャサノキセキとはあまり相性が良いとは言えません。
フォルテピアノの20でも同じようなことを書きましたが、こちらの母母ピューリティーも心肺機能に優れたバランスタイプでポテンシャルの高い血統。
ピュアブリーゼは素直にディープインパクトとの相性が良かったかなぁと感じます。
№74.グレイシアブルーの20
父:サトノクラウン
募集総額:4000万円
性別:牡
評価:B
兄にオーストラリアG1勝ちメールドグラース。
母の兄弟にG3勝ちグラスボンバー。
祖母の兄弟に英G1勝ちブルーダスター、英G1勝ちザイーテン。
3代母は仏重賞2勝ブルーノート。
まぁまぁ良い血統ではありますが、メールドグラースの活躍でかなりお値段は高くなっております。
評価:B
父は新種牡馬サトノクラウン。
Marjuがバランスタイプ、ジョコンダⅡが俊敏性と柔軟性の塊でこれは明らかに成功しそうな配合型。
リアルスティールと比べると少しアベレージは落ちますが、それでも打率が高くホームランも打てるタイプと思います。
母グレイシアブルーはNureyev×Mountain Flowerで持久力を伝える配合。
この組み合わせだと心肺機能が少し不安ですが、好配合であることは間違い無いです。
№75.クレオールの20
父:サトノクラウン
募集総額:1400万円
性別:牝
評価:D
3代母フランクアーギュメントは米G1で2着。
3代母の兄弟に米G1を2勝したフランクリーパーフェクト。
近い代からは重賞勝ち馬は出ていません。
評価:D
父サトノクラウンは俊敏性と柔軟性がストロングポイント。
逆に持久力と心肺機能は不安があります。
そこで母クレオールですが、持久力はまずまずだが心肺機能は弱点と言える配合構成。
この点が結構不安でオススメできるレベルでは無いですね。
今回はこんなところです。
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