どんどんいきますよ~。
その6では№37~№43までの馬を評価しております。
※あくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
評価基準については当サイトの血統評価の基準と考え方、みたいなものの記事を見てみてください。
№1~№7までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価 その1
№8~№16までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その2
№17~№23までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その3
№24~№29までの馬の評価はキャロットクラブ2021年 募集馬評価その4
№30~№36までの馬の評価は キャロットクラブ2021年 募集馬評価その5
キャロットクラブ2021年 募集馬評価 その6
№37.ユールフェストの20
父:オルフェーヴル
募集総額:2200万円
性別:牝
評価:E
3代母に豪G1で3着のザクロイスターズがいますが、あまりこのラインで活躍馬は見当たらず、良い牝系とは言えません。
評価:E
父オルフェーヴルは日本競馬史に残る名馬ですが、種牡馬としてはここまで苦戦中。
オリエンタルアートからあまり有効なポテンシャルが伝えられないためと考えられます。
母ユールフェストは母父More Than ReadyがHalo+Woodmanで俊敏性とパワーを伝える繁殖ですが、全体的に確実性のある武器が少なく、苦戦する可能性が高いと思います。
№38.レオパルディナの20
父:サトノアラジン
募集総額:2000万円
性別:牡
評価:D
このラインからは4代母までに重賞勝ち馬無しです。
ただ、母レオパルディナをはじめ重賞でも好走している馬は複数出ているので、全くダメなラインというわけでもなさそう。
評価:D
父サトノアラジンはディープインパクトの俊敏性と持久力、マジックストームの持つStorm Catのパワーと柔軟性を伝えることができる配合構成。
心肺機能を補うことで成功しそう。
母レオパルディナはスニッツェルのパワーと心肺機能が武器。
俊敏性、持久力がディープインパクト頼みなのでここが不安ですが、一発ある配合だと思います。
№39.アールブリュットの20
父:ブラックタイド
募集総額:2400万円
性別:牝
評価:C
母の兄弟にG3勝ちメートルダール。
祖母は伊G3を2勝したイグジビットワン。
まずまず期待して良い牝系かと思います。
評価:C
父ブラックタイドはディープインパクトの全兄。
ディープインパクト同様、父父サンデーサイレンスと父母ウインドインハーヘアの伝える能力に相似性があり、産駒には確実に俊敏性と持久力を伝える。
実は母アールブリュットも母父マクフィと母母イグジビットワンの伝える能力に相似性がある。
パワーと心肺機能を産駒に伝えますが、特にマクフィのパワーを伝えることができれば成功するでしょう。
ただ、イグジビットワンは全体的に見てパワーに劣るマクフィといったところで、大物感には欠けるのではないでしょうか。
№40.スーブレットの20
父:マジェスティックウォリアー
募集総額:2400万円
性別:牡
評価:C
母の兄弟にJPN1のマイルCS南部杯勝ちベストウォーリア。
祖母の兄弟に米G2勝ちプロスペクトレス、愛G3勝ちアクロスザライン。
3代母の兄弟に伊G1勝ちニゾン、米G3勝ちDon Roberto、南アフリカG3勝ちLord Balmerino。
一見地味ですが、結構な良血ですね。
評価:C
父マジェスティックウォリアーはA.P. Indyから俊敏性、柔軟性、心肺機能を伝え、Seeking the Goldからパワーを伝える。
このため母方からは持久力を補いたい。
母スーブレットの持久力はゴールドアリュールの持つMountain Flower+Nureyevに頼る感じで、母母フラーテイシャスミスは持久力の血は持っていません。
このため確実性で言うとそれほど高くはありませんが、母スーブレットは俊敏性とパワーは確実に伝えそうな配合構成なのでまずまず期待できるのではないでしょうか。
№41.アドヴェントスの20
父:ミッキーアイル
募集総額:2000万円
性別:牝
評価:C
エンジェルフォールと同じ、アドマイヤサンデーの牝系でキャロットを代表する牝系。
母の兄弟にオークス馬トールポピー、秋華賞馬アヴェンチュラ、重賞3勝のフサイチオウオー。
3代母の兄弟に仏G1勝ちMoonlight Dance、英G2勝ちClaude Monet、フランスダービー2着Marignan。
4代母マデリアは仏オークス、仏1000ギニー馬。
今のところ兄弟に活躍馬はいませんが、S級の牝系で要注目です。
評価:C
種牡馬ミッキーアイルについては、その母スターアイルがデインヒル+Nureyev+Alydarとなかなかの配合構成でパワー、持久力、心肺機能を伝えます。
ディープインパクトは俊敏性と持久力を伝えますので、ミッキーアイルは持久力は高い確率で産駒に伝えつつ、俊敏性、パワー、心肺機能も伝えることができる。
かなり優秀な種牡馬と見ています。
母アドヴェントスはキャロットお馴染みのアドマイヤサンデーの牝系。
持久力、心肺機能は全く問題なさそうで、あとはサンデーサイレンス3×3の俊敏性が伝われば走るのではないかと思います。
№42.フォトコールの20
父:Quality Road
募集総額:8000万円
性別:牡
評価:B
こんなすごいブラックタイプ初めて見ました!
母フォトコールは米G1を2勝。
母の兄弟に英G2勝ちランドフォース。
祖母シアンも英G3勝ち馬。
祖母の兄弟は愛1000ギニー馬でイギリスでもG1を2勝したハーフウェイトゥヘヴン、英G3を2勝のティックルドピンク。
3代母カサンドラゴーはイギリス重賞を3勝。
3代母の兄弟に英G3勝ちVerglas。
いやマジですごすぎ。
4代母、3代母、祖母がすべて複数の重賞勝ち馬を出しており、その直牝系です。
この母フォトコールも複数の重賞勝ち馬を出して当然ということになりますな。
評価:B
父Quality Roadは父父Elusive QualityがGone West+Sir Ivorで俊敏性と柔軟性を伝え、父母KoblaがAlydarのパワーを伝える。
心肺機能も高く、弱点は持久力くらい。
しかし母フォトコールも持久力はあまり伝えることができないため、かなりの不安要素。
父も母もかなりのポテンシャルを持っているだけになんとももったいない配合。
それでもダートならB評価ですが。
№43.ウィープノーモアの20
父: Quality Road
募集総額:3000万円
性別:牝
評価:E
母ウィープノーモアはアメリカG1ホース。
母の兄弟に米G3勝ちカレント。
祖母の兄弟に米G2勝ちフィリンビ。
3代母はケンタッキーオークス馬フルート。
フォトコールの後なので大したことないように感じてしまいますが、いや、やっぱりめっちゃ良血です。
こっちはちょっと血統を考えると安くないですか?
評価:E
父Quality Roadは父父Elusive QualityがGone West+Sir Ivorで俊敏性と柔軟性を伝え、父母KoblaがAlydarのパワーを伝える。
心肺機能も高く、弱点は持久力くらい。
フォトコールの20はポテンシャルが高いのにともに持久力に不安を抱える同士の組み合わせでもったいない、と書きましたが、なんとこちらのQuality Road産駒も全く同じで母ウィープノーモアは持久力が明確な弱点と言っていい配合。
A.P. Indy+Mr. ProspectorにStorm Cat+Seattle Slewと日本競馬向きの俊敏性と柔軟性を高いレベルでもつ母だけにもったいない配合です。
今回はこんなところです。
いや~やっと関東馬が終わった。なんとか週末までには関西馬も終わらせたい…
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