【種牡馬】ロードカナロアの成功パターンは?

今回の記事では、ロードカナロア産駒の成功パターンを検証していきます。

ロードカナロア産駒はハッキリ言ってわかりやすいですよ。

現時点でG1を勝ったロードカナロア産駒は次の11頭。

出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

この11頭の血統表を見ながら成功パターンを解説してみたいと思います。

先に結論から言うとこんな感じ。

1.サンデーサイレンス
2.スペシャル牝系
3.ダンジグ(おまけ)

…えーっと。

あ、聞こえてきましたよ。

…「おまえそればっかりやん」

いやでもしょうがないって。

ロードカナロアさんはマジでこれ。

って言うか3のダンジグもおまけ。

サンデーとスペシャル。

もうこれだけ。

それでは解説にいってみましょう!

サンデーサイレンス+スペシャル牝系

ロードカナロア産駒はもうほぼこれです。

今からこのパターンの該当馬を紹介していきますが、その前にスペシャル牝系ってなんやねん、って方は下記のリンクを見てみてくださいね。

ノーザンダンサーとのスペシャルな関係。ヌレイエフとサドラーズウェルズ、ちぢめてヌレサド。

アーモンドアイ

まずは当然この馬から。

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母父がサンデーサイレンス、母母父がスペシャル牝系のヌレイエフ。

ヌレイエフの母がスペシャルです。

代表産駒にして最もわかりやすい成功パターンですね。

サートゥルナーリア

ロードカナロアの後継種牡馬としての地位も確立しそうなサートゥルナーリア。

これも非常にシンプル。

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サドラーズウェルズは祖母がスペシャルです。

ステルヴィオ

マイルチャンピオンシップを勝ったステルヴィオ。

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紫色のフェアリーキングは父ノーザンダンサーで母フェアリーブリッジなので、そう、サドラーズウェルズの全きょうだいですね。

ブレイディヴェーグ

エリザベス女王杯を勝ったブレイディヴェーグ。

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サンデーサイレンスとヌレイエフの組み合わせはアーモンドアイと同じですね。

タガロア

オーストラリアのG1ブルーダイヤモンドステークスを勝ったタガロア。

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サンデーサイレンスとヌレイエフの位置がブレイディヴェーグの血統表とおんなじです。

レッドルゼル

JBCスプリント勝ちなどダート短距離路線で活躍したレッドルゼル。

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母がフレンチデピュティ×フジキセキという組み合わせなのでダート適正が高かったですが、サンデーサイレンスとヌレイエフという成功パターンはしっかり持ってます。

ダノンスコーピオン

マイルカップを勝ったダノンスコーピオン。

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こちらは少し変則パターン。

サンデーサイレンスは無いんですが、サンデーの父ヘイローを持っています。

パンサラッサ

サウジカップを勝ったパンサラッサ。

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こちらはかなりの変則パターン。

サンデーサイレンスやヘイローは持ってません。

その代わり紫色のサドラーズウェルズとサッチに注目。

サッチがどんな血統かというと、スペシャルと全きょうだいなんですよね。

パンサラッサの母ミスパンベリーの血統表を見るとわかりやすいかと思います。

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通常の成功パターンと比べると、圧倒的な俊敏性を伝えるサンデーサイレンスが無く、サドラーズウェルズやヌレイエフなどヨーロッパで活躍するタフな血統のスペシャル牝系をクロスで持っていると。

パンサラッサの現役時代のレースぶりを思い出すと、かなり血統のイメージと近いものがありますね。

ちなみになんですけど、パンサラッサとよく似た血統としてはキングオブコージという馬がいます。

G1は勝てなかったけど長距離G2のAJCCと目黒記念を勝っています。

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サドラーズウェルズとサッチを父に持つサッチングがいますね。(血統表の6代目にサッチ)

ロードカナロア産駒としては珍しいスタミナタイプだったパンサラッサとキングオブコージがかなり似た血統表なのはおもしろいっすね。

ダンジグ

ここからはダンジグを持つパターン。

今までとは全く別のベクトルで成功しているパターンですね。

こちらは残りのG1馬3頭。

ダノンスマッシュ、ファストフォース、ベラジオオペラが該当。

なぜかスプリントG1勝ちの2頭はどちらもダンジグ持ちです。

ダノンスマッシュ

香港スプリント、高松宮記念とスプリントG1を2勝したダノンスマッシュ。

こちらは今までとは違いサンデーサイレンスもスペシャル牝系も全く持っていません。

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ファストフォース

もう1頭のスプリントG1馬、ファストフォース。

こちらもダンジグ持ち。

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こちらもダノンスマッシュと同じくサンデーサイレンスもスペシャル牝系も持ってません。

ベラジオオペラ

最後に大阪杯を勝ったベラジオオペラ。

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こちらはスペシャル牝系はないんだけどサンデーサイレンスとダンジグがあるパターン。

この組み合わせは結構めずらしいパターンで、ファンタジストとかボンボヤージ、アスクワンタイムの兄弟くらいしか重賞勝ちはないですね。

まとめ

はい、という訳でいかがでしたでしょうか。

ロードカナロア産駒のG1馬11頭の内6頭がサンデーサイレンス+スペシャル牝系の組み合わせ。

ヘイロー持ちのダノンスコーピオンも加えると7頭。

すごくない?

さらに残り4頭の内3頭はダンジグ持ち。

残りの1頭は母がスペシャル牝系クロスのパンサラッサ。

いや~わかりやすい。

まぁとにかくロードカナロア産駒はサンデーサイレンス+スペシャル牝系。

これよこれ。

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