キャロットクラブの追加募集馬について、独自のナゾ血統理論で評価していきます。
今回はアドヴェントスの21とミスベジルの21についての血統解説です。
アドヴェントスの21はトールポピーやアヴェンチュラの全妹ですが、かなり個性的な血統なんでそのあたりを解説してみました。
ミスベジルの21はガンランナー、セイントリアムと言ったアメリカのBCクラシック勝ち馬が近親にいます。
配合的にもこれらのG1馬と同じような傾向があるんで期待度は高いですね。
※全頭評価ではなく、高評価の馬だけを紹介していくスタイルでやってます。また、各馬の評価はあくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
よろしくどうぞ。
キャロットクラブ2023年追加募集馬評価その2
![](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/04/dan-gold-4_jhDO54BYg-unsplash-1024x683.jpg)
№101.アドヴェントスの21
父:レイデオロ
募集総額:5000万円
性別:牡
母年齢:8歳
総合評価:B
![アドヴェントス21血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/04/9e21991ced91e47db70c855061b73b01-1024x777.png)
総合評価:B
キャロットおなじみのアドマイヤサンデーの牝系ですね。
母アドヴェントスは全きょうだいにトールポピー、アヴェンチュラ、フサイチホウオーがいる良血。
祖母のアドマイヤサンデーは特にジャングルポケットとの相性が抜群でした。
アヴェンチュラの秋華賞、強かったよね~。
![](https://i.ytimg.com/vi/MBfSrRpp0UU/maxresdefault.jpg)
母アドヴェントスの血統表を見て欲しいんですが、頭のてっぺんから指の先までハイペリオン一色です。
![アドヴェントス血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/04/685c3bcb67ed1061a7b147bc959d9d56-1024x784.png)
これに対して父レイデオロなのでキングカメハメハ系なんですが、ここまでこのキングカメハメハ系とアドマイヤサンデー系の組み合わせが期待されたほど結果を残せていないのがやや気になるところ。
そんなに悪くないと思うんですけどね。
はい、では改めてアドヴェントスの21の血統表を見てください。
![アドヴェントス21血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/04/f0fcf0b3e867de16cefef76359c7058d-1024x777.png)
あえて言うならトライマイベスト=エルグランセニョールの全きょうだいクロス(赤囲み)とハイペリオンの組み合わせが日本の芝で走るにはスピード不足になりがちなのかも、というところですかね。
ただ、スピード不足の懸念という意味では、ミスプロ3×4(黄色囲み)のレイデオロは今までのキンカメ系とは一味違うんじゃないかという期待感ありますね。
余談ですが、アドヴェントスやアヴェンチュラはニューイヤーズデイが合うんじゃないかと思うんですよね~。
![ニューイヤーズデイ×アヴェンチュラ架空血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/04/8ea80e05de68cb454e64a45cd9db8ad0-1024x776.png)
JBISさんで架空血統表を作ってみたんですが、母方のハイペリオンをディキシーランドバンドで継続しつつ、マキャベリアンでヘイロークロスを作って俊敏性を補い日本のスピードに対応させます。
これ間違いなく東京24の鬼でしょ。
ノーザンさん、来年やってくれてもええんやで。
№102.ミスベジルの21
父:Into Mischief
募集総額:7000万円
性別:牡
母年齢:10歳
評価:A
![ミスベジル21血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/04/e5401dd6fc15b8ed351836c3a40871f9-1024x787.png)
総合評価:A
先行配信された会報誌にも書いていましたが、とんでもない良血でございます。
母ミスベジルの兄弟にはBCクラシック勝ちのセイントリアムをはじめ重賞勝ちが4頭で自身もG1で3着の実績。
ミスベジルの姉クワイエットジャイアントからはやはりBCクラシック勝ちのガンランナーもいます。
ガンランナーが勝ったBCクラシックです↓
![](https://i.ytimg.com/vi/b5B4PN4x6mI/maxresdefault.jpg)
セイントリアムが勝ったBCクラシックのレース動画は見つけることが出来なかったんですが、ゴーストザッパーと一騎打ちになったウッドワードステークスを見つけました。
これスゴいレースです。
![](https://i.ytimg.com/vi/zTpXjhyDwJA/hqdefault.jpg)
![クワイエットダンス血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/04/0f57202a792e47a5aa5c65ccc1ac8d6b-1024x798.png)
ミスベジルの母クワイエットダンスがとても優秀な繁殖牝馬ということで、まずはクワイエットダンスの血統表を載せてみました。
血統的にはオレンジで囲んだセキロ≒ミスティフライトの5·4×3が特徴的。
セキロとミスティフライトは共にプリンスキロ×マームードという3/4同血ですね。
という訳でこの牝系はプリンスキロとマームードがポイントなんではと仮説を立ててみます。
そのうえでセイントリアムの血統を見てみましょう。
![セイントリアム血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/04/271e65940b54618dc56c9f3f6abd42fb.png)
セイントリアムは母クワイエットダンスのオレンジ囲み部分、プリンスキロ+マームードに対して父セイントバラードがマームード4×4(黄色囲み)とクロスを累進してますね。
次にガンランナーの血統表です。
![ガンランナー血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/04/8b083e4e2bc068dc3719a5eff7377727-1024x788.png)
ガンランナーはオレンジ囲みの祖母がクワイエットダンス、ファピアノのクロスが黄色囲み部分にありますが、そもそもファピアノの3代母がセキロですからこちらもプリンスキロとマームードのクロス。
ふむ、良さそうなんではないでしょうか。
では肝心のミスベジルの血統表を見てみます。
![ミスベジル血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/04/ae7d4ba6842c252641835d7285416220-1024x797.png)
ミスベジルの母クワイエットダンスのオレンジ部分プリンスキロ+マームードに対して黄色部分の父父エルプラドがマームードの5×5·4。
セイントリアム、ガンランナーと同じ方向性の血統構成ですね!
ということで、ミスベジルも名牝の素質十分と見ます。
今回の追加募集で唯一のA評価を進呈です!
余談ですが、ミスベジルにはぜひコントレイルを付けてほしいですね。
祖母クワイエットダンスにファピアノとリファールのクロスでガンランナーとかなり似た血統構成になります!
![コントレイル×ミスベジル架空血統表](https://keiba-ryotei.com/wp-content/uploads/2023/04/b95da73561a2ce186ff9e324fecdad0e-1024x773.png)
まとめ
アドヴェントスの21
1.母アドヴェントスは全きょうだいにトールポピー、アヴェンチュラ、フサイチホウオーがいる良血。
2.母アドヴェントスはハイペリオン一色の配合。
3.今のところアドマイヤサンデー×キングカメハメハは相性良くないが、ミスプロ3×4のレイデオロは今までのキンカメ系とは一味違うかもという期待感あり。
ミスベジルの21
1.BCクラシック勝ちセイントリアム、ガンランナーの近親で超良血。
2.セイントリアム、ガンランナー共にマームードのクロスを累進。
3.ミスベジルも2頭のG1馬と同じくマームードのクロスを累進した配合。
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