キャロットクラブ2022年　追加募集馬評価

キャロットクラブの追加募集の案内がありましたね。

去年は追加募集５頭の中からデイリー杯２着のソネットフレーズが出ました。

今年は去年の追加募集と比べるとやや地味かな～とは思いますが、それでもグレナディアガーズの妹は注目したいです。

募集があるとやっぱり買いたくなっちゃうんだけど、この時期だともう予定頭数は取っちゃってるし予算が厳しいんだよな～。

※各馬の評価はあくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>

キャロットクラブ2022年　追加募集馬評価

№９２．ナムラバイオレットの20

牝系評価

【母の繁殖成績】
　データ無し。（初仔）

【祖母の繁殖成績】
　重賞勝ち無し。

【３代母の繁殖成績】
　重賞勝ち無し。

配合評価

父ファインニードルはダーレースタリオン繋養で今年産駒デビュー。

ただ、血統表からはあまりポテンシャルを感じないかな～正直。

逆に母ナムラバイオレットはかなりポテンシャルを感じます。

母の弱点をあげるとすると持続力ですが、ファインニードルは持続力はまずまずなので配合の相性としては良いと思います。

普通にモーリスとかミッキーアイル付けたらもっと良さそうな感じですが。

総合評価：D

母ナムラバイオレットはポテンシャルがあると思いますが、今回はD評価としておきます。

もし、ミッキーアイルかモーリスの牡馬が出てきたらかなり有力。

№９３．メリートの20

牝系評価

【母の繁殖成績】
　重賞勝ち無し。

【祖母の繁殖成績】
　メリート：豪G1を２勝。

【３代母の繁殖成績】
　重賞勝ち無し。

母メリートはオーストラリアのG1を２勝していますが、その他の重賞勝ち馬はいません。

配合評価

父はミッキーアイル。

ミッキーアイルの母スターアイルがロックオブジブラルタルにヌレイエフ、アリダーまで入ってかなりパワーと持続力と心肺機能に特化した頑強な配合です。

このスターアイルに俊敏性と持続力のディープインパクトという組み合わせが優秀で、種牡馬ミッキーアイルは想像以上に活躍してます。

そして母メリートなんですが、こちらもリデュースチョイスなんでパワーに寄り気味で俊敏性に欠けるところがあります。

牡馬ならダートで期待大だったんだけどな～。

総合評価：C

母メリートはオーストラリアのG1ホースで、産駒のキャンベルジュニアはG2で２着があります。

牡馬だったらダート馬としてB評価でも良かったんですが。

№９４．トウカイライフの20

牝系評価

【母の繁殖成績】
　重賞勝ち無し。

【祖母の繁殖成績】
　重賞勝ち無し。

【３代母の繁殖成績】
　重賞勝ち無し。

母の産駒にオープン勝ちルーチェデラヴィタがいますが、ちょっと地味な血統ですかね。

配合評価

父リアルスティールは22年産駒デビューの新種牡馬。

もう去年から何回も書いてますが、ディープインパクト後継候補の個人的ナンバー１です。

ただ、このトウカイライフについては母に配合的魅力をあまり感じないかな～。

リアルスティールはとにかく俊敏性と持続力の鬼で種牡馬ディープインパクトの再来となる器だと思うので、ゴリゴリのアメリカンやゴリゴリのヨーロピアンがいいんじゃないかと思います。

総合評価：B

血統的にはリアルスティール産駒ということ以外は特に見るべきものは無いと思ったんですが。

リアルスティールの牡馬で母年齢もOKとなるとただそれだけでB評価になってしまいました…。

№９５．ラクアミの20

牝系評価

【母の繁殖成績】
　データ無し。（２番仔）

【祖母の繁殖成績】
　モンドキャンノ：G2勝ち。

【３代母の繁殖成績】
　重賞勝ち無し。

母ラクアミはG2勝ちモンドキャンノの半姉。

祖母レイズアンドコールはG3で３着の活躍馬。

まあ、それほど特筆すべき牝系でもないですかね。

配合評価

エピファネイアは昨年何度も書いたんですが、アベレージの高いタイプではないんですよね。

実際の産駒成績もそうなってきていて世間でもそういうイメージができつつありますが。

理由は父シンボリクリスエスにあると思っていて、俊敏性、持続力、心肺機能とかなり注文が付くタイプだと思うんですよね。

そこを補ってもらえるとパワーと柔軟性は申し分ないので、上級馬が出てくるのかなと思います。

母ラクアミとの相性で言うと母父が俊敏性と持続力のあるダイワメジャーなので、良い方だと思います。

総合評価：D

エピファネイア産駒はどうしても配合評価が高くならないんですよね。

まあ、ダイワメジャーとの相性も悪くはないと思うしモンドキャンノの出ている牝系なのでうまくいけば当たるかもしれないです。

№９６．グランデセーヌの20

牝系評価

【母の繁殖成績】
　データ無し。（２番仔）

【祖母の繁殖成績】
　Stubbs Art：英2000ギニー3着、愛2000ギニー3着。
　バウンスシャッセ：G3を3勝
　ムーンクエイク：G2勝ち
　コントラチェック：G3を3勝

【３代母の繁殖成績】
　Just James：英G2勝ち。英G3勝ち。

母グランデセーヌはバウンスシャッセの全妹。

祖母リッチダンサーはキャロットゆかりの名牝で牝系のレベルは文句無し。

配合評価

リッチダンサーの産駒は日本の競馬で走るにはやや俊敏性に欠けるところがあって、サンデー直子との産駒でうまく補っていたと思います。

グランデセーヌも父ゼンノロブロイなのでそこは良いのですが、ここにモーリスをつけてしまうとせっかく補っていた俊敏性がまた不足してしまうイメージですね…。

総合評価：D

牝系のポテンシャルは高いだけに相性イマイチなモーリスはもったいない。

普通に俊敏性のある種牡馬を付ければA評価か少なくともB評価は付けるな～。

№９７．ウェイヴェルアベニューの20

牝系評価

【母の繁殖成績】
　グレナディアガーズ：G1勝ち

【祖母の繁殖成績】
　ウェイヴェルアベニュー：BCフィリー＆メアスプリント勝ち

【３代母の繁殖成績】
　重賞勝ち無し。

母ウェイヴェルアベニューはBCフィリー＆メアスプリント勝ち。

繁殖としても初仔から朝日杯FS勝ちのグレナディアガーズを産んでいます。

配合評価

ロードカナロアは去年あたりは目立った活躍馬がなかったですが、今年に入ってまたパンサラッサを筆頭に活躍が目立ってきました。

一時はエピファネイア産駒の活躍の影に隠れてしまった感じですが、今年あたりまた逆転すると思います。

ポテンシャルは間違いなくカナロアの方が上でしょ。

ディープの後継がリアルスティールならキンカメの後継はロードカナロアで間違いないと思います。

さて、母ウェイヴェルアベニューですが、すでにG1馬グレナディアガーズを出しているので優秀であることは証明済み。

問題はカナロアとの相性ですが、これは全く問題ないと思います。

カナロア産駒の場合、母方に重厚なヨーロピアンタイプなんかをもってくると俊敏性不足になることもあるんですが、ウェイヴェルアベニューについては父Harlingtonはファピアノにラーイとスピードの塊、母Lucas Streetもミスプロの3×4なのでもちろん俊敏性は問題なし。

今回の追加募集馬の中では期待度は圧倒的に高いですね。

まあ値段も圧倒的に高いですが…。

総合評価：A

母がBC勝ちで兄もG1ホース。

母年齢もまだ９歳。

配合評価もA級評価。

全く文句の付け所が無いです。

あとは追加募集なので何かしら順調さを欠いていた可能性を考慮し、手術歴や測尺を確認したいですね。

№９８．アデレードヒルの20

牝系評価

【母の繁殖成績】
　データ無し。（初仔）

【祖母の繁殖成績】
　重賞勝ち無し。

【３代母の繁殖成績】
　Downtown：愛G3勝ち。

３代母はなんとあのユーザーフレンドリー。

トウカイテイオーが勝ったジャパンカップで１番人気だった馬と言えばオールドファンならわかるでしょうか。

私もジャパンカップをビデオで見たことがあるだけですが、イギリス、アイルランドのオークスを勝った名牝のようです。

総額1000万の地方募集馬だと思っていたら世界の名牝が血統表の奥に潜んでて、さすがキャロット様。

配合評価

ヘニーヒューズは血統表からはあまりポテンシャルを感じないんですが、ダートでメチャメチャ堅実です。

まぁ私がどこか見落としているんだと思うんですが。

母アデレードヒルはダートで活躍した馬みたいですが、ゴールドヘイローにユーザーフレンドリーなんで多分芝向きなんですよね。

配合的にも俊敏性と持続力が非凡で良い繁殖ではないかと思います。

問題は心肺機能がかなり低そうなところかな。

モーリスなんか合いそうだな～。

総合評価：D

ヘニーヒューズ産駒なのでどうも配合評価が高くなりませんでした。

ただ、ヘニーヒューズは実績も十分残している優秀な種牡馬なんで、配合評価は上方修正しても良いかもしれません。

まあそれでもC評価までかな。

モーリスの牡馬だったらB評価付けたいです。

まとめ

今回の追加募集の中ではやっぱりウェイヴェルアベニューの20が期待大です。

手術歴や測尺に要注目ですね。

あと今回は高い評価が付けられなかったけど、繁殖牝馬として今後も注目したいのはナムラバイオレット、グランデセーヌ、アデレードヒルかな。

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