キャロットクラブ2023年募集馬評価その4

キャロットクラブの22年産募集馬について、独自のナゾ血統理論で評価していきます。

今回はマイミスリリーの22、エリスライトの22、コロナシオンの22についての血統解説です。

マイミスリリーの22は、サトノダイヤモンド×タピットが相性良さそうです。

エリスライトの22は、ルーラー×ディープのニックスにエルコンドルパサーでバランスが良いですね。

コロナシオンの22は、パワー寄りになっていた母に対してサンデーとミスプロのクロスでバランスをとった配合です。

血統表を使ってわかりやすく解説してますので見てみてください。

※全頭評価ではなく、高評価の馬だけを紹介していくスタイルでやってます。また、各馬の評価はあくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>

よろしくどうぞ。

キャロットクラブ2023年募集馬評価その4

№27.マイミスリリーの22

父:サトノダイヤモンド
募集総額:3200万円
性別:牝
母年齢:7歳
総合評価:B

マイミスリリー22血統表
出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

総合評価:B

母はアメリカG2勝ち。

サトノダイヤモンド産駒3頭目です。

カーミングエフェクトの記事で解説しましたが、サトノダイヤモンド産駒はダンジグミスタープロスペクター≒アリダーバックパサー≒フレーミングページ(ニジンスキーの母)の3つの血統がポイント。

マイミスリリーの場合は母父タピットが好相性の血統をたくさん持っています。

血統表を見てみましょう。

タピット血統表
タピット血統表 出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

ダンジグが無いのは残念ですが、十分すぎるほど好相性の血統を持っています。

サトノダイヤモンド×タピットはニックスになるかもしれません。

マイミスリリー22血統表
マイミスリリー22血統表 出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

№33.エリスライトの22

父:ルーラーシップ
募集総額:4000万円
性別:牡
母年齢:7歳
評価:B

エリスライト22血統表
出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

総合評価:B

祖母クリソプレーズはマリアライト、クリソベリル、クリソライトとG1ホースを3頭産んだ名牝です。

さらにクリソプレーズの全弟にはジャパンカップダートを勝ったアロンダイトもいます。

3代母キャサリーンパーに注目すると、ルーラーシップ×サンデーサイレンス×キャサリーンパーというエリスライトの22とそっくりの配合でG2を2勝したダンビュライトが出ています。

この牝系とルーラーシップは実績のある組み合わせと言えますね。

ルーラーシップ×ディープインパクトはキセキ、ドルチェモア、ワンダフルタウン、エヒト、ビッグリボンと重賞馬5頭。

ルーラーシップ産駒の重賞勝ちが18頭なので重賞馬全体の1/4以上を出していて、最近はニックスとして認知されはじめてますね。

まぁそれ以前にルーラーシップの場合は重賞勝ち18頭の内16頭が母方にサンデーサイレンスが入るという必須条件があるんですが。

ルーラーシップ産駒は基本的に柔らかいんで、サンデーで俊敏性を補いつつ、パワーかタフさを付けていくのがポイントかと思います。

エリスライトの22はルーラーシップ×ディープインパクト×エルコンドルパサーなので、スペシャル牝系でタフさをつけていく方向性ですね。

血統構成のバランスがとても良いです。

エリスライト22血統表
エリスライト22血統表 出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

スペシャル牝系を持つルーラーシップ産駒は7頭が重賞勝ち。

特にエルコンドルパサーと言えばスペシャル牝系の血が恐ろしく濃いですよね。

エルコンドルパサー血統表
エルコンドルパサー血統表 出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

スペシャル牝系についてはコチラで詳しく解説しましたのでどうぞ↓

ノーザンダンサーとのスペシャルな関係。ヌレイエフとサドラーズウェルズ、ちぢめてヌレサド。

№35.コロナシオンの22

父:フィエールマン
募集総額:3600万円
性別:牡
母年齢:8歳
総合評価:A

コロナシオン22血統表
出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

総合評価:A

祖母は名牝ブエナビスタ。

父は新種牡馬のフィエールマンです。

フィエールマンは天皇賞春を連覇したステイヤーのイメージが強いんで、その産駒となるとスピードは足りるのか、というところがありそうですね。

ただ、私はフィエールマン産駒は致命的にスピード不足ってことは無いと思ってます。

なぜならフィエールマンのステイヤー気質はその祖母ルースドールのフランス血統によるところが大きいと思うからですね。

ルースドールが1/4になっているフィエールマンはステイヤーでしたが、その産駒となるとディープインパクト×グリーンチューンで2000M前後の適正になりそうです。

フィエールマン血統表
フィエールマン血統表 出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

次に母のコロナシオンの方を見ていきましょう。

コロナシオンはけっこう特徴的なクロスがあって、ニジンスキーを6·5×4で持っています。

コロナシオン血統表
コロナシオン血統表 出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

キングカメハメハ×スペシャルウィークでバランスが悪いわけでは無いんですが、血統構成としてはちょっとパワー寄りかなぁと思います。

あ、ちなみにニジンスキーはイギリス3冠馬なんであまりイメージ無いと思いますが、血統構成はかなりのパワー血統です。

ニジンスキー血統表
ニジンスキー血統表 出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

で、コロナシオンの22なんですが、ニジンスキークロスでパワー寄りになっていたところを、サンデーサイレンスの3×4とミスタープロスペクターの5×4で俊敏性を補っているのは良いと思いますね。

まぁフィエールマンの母父グリーンチューンはかなりニジンスキー強めの血統ですが、それでもバランスはかなり良くなってると思います。

コロナシオン22血統表
コロナシオン22血統表 出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

まとめ

マイミスリリーの22

1.タピットはサトノダイヤモンドと相性の良い血統をたくさん持っている。

2.サトノダイヤモンド×タピットはニックスになるかも??

エリスライトの22

1.祖母は名繁殖クリソプレーズ。

2.3代母キャサリーンパー×ルーラーシップの組み合わせでG2勝ちダンビュライトが出ている。

3.ルーラー×ディープのニックスにエルコンドルパサーでタフさを補う配合。

コロナシオンの22

1.祖母は名牝ブエナビスタ。

2.パワー寄りになっていた母コロナシオンに対してサンデーとミスプロのクロスでバランスをとった配合。

その他のキャロット募集馬評価はコチラです。

キャロットクラブ2023年募集馬評価その1

キャロットクラブ2023年募集馬評価その2

キャロットクラブ2023年募集馬評価その3

キャロットクラブ2023年募集馬評価その5

キャロットクラブ2023年募集馬評価その6

キャロットクラブ2023年募集馬評価その7

キャロットクラブ2023年募集馬評価その8

キャロットクラブ2023年募集馬評価その9

キャロットクラブ2023年募集馬評価その10

キャロットクラブ2023年募集馬評価その11

※当サイトの評価方法について気になった方は当サイトの評価基準と価基準と考え方、みたいなものを見てみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました