ウインレーシングの2次募集が始まりました。
今回は9頭のようですが、1次募集もかなりの売れ行きですし今回も抽選対象が出てくるかもしれないですね。
さっきカタログを見てたんですが、やっぱりウインはカタログのコメントがいいですよね~。
他のクラブもホント見習ってほしいです。
通り一辺倒のコメントじゃあ全く心に響きませんぜ。
このサイトの血統評価基準については当サイトの血統評価の基準と考え方、みたいなものの記事を見てみてください。
牝系の評価についてはブラックタイプの見方 牝系・血統の評価方法を見てみてください。
※あくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
ウインレーシングクラブ2021年 2次募集馬評価
№25.アステュートの20
父:リオンディーズ
募集総額:2500万円
性別:牡
配合評価:C
牝系評価
5番仔。
兄弟に重賞勝ち馬は無し。
母の兄弟にG1高松宮記念勝ちのセイウンコウセイ。
祖母の兄弟にG1NHKマイルC勝ちのタイキフォーチュン、G2勝ちタイキリオン、G3勝ちのタイキダイヤ。
3代母の兄弟にイギリスG3勝ちTrue Hero。
タイキフォーチュン、セイウンコウセイと2代続けてG1ホースが出ている有望な牝系ライン。
5番仔なのでまだまだ期待できます。
配合評価:C
父リオンディーズはKingmambo系らしくバランスのとれた種牡馬。
母系の良さを引き出してくるタイプです。
母アステュートはアグネスタキオン×Capote×Miswakiなので俊敏性と柔軟性が高いタイプ。
おそらく母系に近いタイプになると思います。
上級クラスまで行けるかはリオンディーズの母シーザリオの高い心肺機能が伝わっているかによるんじゃないでしょうか。
№26.エヴァの20
父:クリエイターⅡ
募集総額:1800万円
性別:牡
配合評価:B
牝系評価
8番仔。
兄弟に重賞勝ち馬は無し。
母の兄弟にG3勝ちのロールオブザダイス。
祖母の兄弟に重賞勝ち馬は無し。
3代母の兄弟にダービー馬タヤスツヨシ、アメリカで重賞4勝のCoolawin。
ダービー馬タヤスツヨシの牝系で母の兄弟にも重賞勝ちがありまずまずの牝系だと思います。
ちなみに祖母ラブフォーエバーはサンデーサイレンス産駒なので、タヤスツヨシと3/4同血です。
配合評価:B
父クリエイター2は軽種馬協会なので少々地味ですが、A.P. Indy系の主流Tapitの直仔でベルモントS勝ちですから期待度は高いんじゃないかと思います。
配合的にはA.P. Indy系らしく柔軟性が高く、かつ俊敏性とパワーも兼ね備えたタイプだと思います。
そして母エヴァのボトムラインがキングカメハメハにサンデー、ノーザンテースト、Caroと代々1流種牡馬が付けられておりかなりポテンシャルが高く、ほぼ弱点がないと思います。
ここまで重賞勝ち馬は出せていませんが、血統的にはかなり期待度の高い配合です。
№27.テーブルスピーチの20
父:キズナ
募集総額:1800万円
性別:牡
配合評価:B
牝系評価
7番仔。
兄弟に重賞勝ち馬は無し。
母の兄弟に重賞勝ち馬は無し。
祖母の兄弟にG1を7勝したウォッカ。
3代母の兄弟にG3勝ちのスリーアベニュー。
ダービー馬ウォッカのラインですが、近い代からは重賞勝ち馬が出ておらず牝系としては高い評価はできないですね。
配合評価:B
キズナの母キャットクイルは持久力の塊のようなボトムラインにStorm BirdとDamascusでパワーを足したような配合です。
このためキズナはディープインパクトの後継種牡馬ながらこの母系の影響を強く受け持久力とパワーに寄った産駒が多いようです。
ディープインパクトも母系が持久力の高いタイプなので尚更そういうタイプが多いみたいですね。
母テーブルスピーチはフレンチデピュティ×ブライアンズタイムでパワーと柔軟性が高いタイプ。
この組み合わせだとスピードがやや不安ではあります。
この馬の3代母タニノシスターにブライアンズタイム産駒のダービー馬タニノギムレットを付けて生まれたのが牝馬でダービーを勝ったウォッカ。
そしてキズナの母母Pacific Princessにブライアンズタイムを付けて生まれたのが3冠馬ナリタブライアン。
90年代から競馬を見ているオジサンとしてはなかなかロマンのある配合で応援したいです。
№28.ビウイッチアスの20
父:モーリス
募集総額:1500万円
性別:牡
配合評価:B
牝系評価
4番仔。
兄弟に重賞勝ち馬は無し。
母の兄弟に重賞勝ち馬は無し。
祖母の兄弟にJPN3勝ちのゴールデンチェリー。
3代母のA Kiss for LuckはアメリカG1勝ち。
牝系自体はあまり優秀とは言えないと思います。
配合評価:B
ランニングヒロイン≒ダイワメジャーの3×2とかなり強気なインブリード。
父モーリスは持久力と心肺機能が高いが俊敏性に弱点のあるタイプ。
その点、母ビウイッチアスはダイワメジャー+ミスプロで俊敏性と柔軟性が高くモーリスの弱点をうまく補完できるタイプ。
好配合で走る確率が高い配合だと思うし、ニアリークロスが良い方向に出れば大物も期待できると思います。
№29.ライラックラブの20
父:スクリーンヒーロー
募集総額:1600万円
性別:牡
評価:D
牝系評価
5番仔。
兄弟に重賞勝ち馬は無し。
母の兄弟にG1ヴィクトリアマイル勝ちのコイウタ。
祖母の兄弟に重賞3勝のビハインドザマスク、アメリカG3を2勝のPhantom Jet。
3代母ヴアインゴールドはアメリカG3勝ち。
代々に重賞勝ち馬が出ており優秀な牝系ラインです。
配合評価:D
父スクリーンヒーローはグラスワンダーのパワーと心肺機能、ランニングヒロインの俊敏性と持久力の良いところどりができると大物が出ると思っています。
母ライラックラブは配合的には心肺機能に弱点のあるタイプなのでグラスワンダーの心肺機能を受け継ぎたいところです。
そういった意味でカタログのコメントにグラスワンダーに似ていると言われているのはプラス材料かなと思います。
牝系は文句無しですし、一発を期待。
№30.イクスキューズの20
父:ゴールドシップ
募集総額:1700万円
性別:牝
評価:E
牝系評価
11番仔。
兄弟にG2勝ちのウインキートス。
母イクスキューズはG3勝ち。
祖母クリスティキャットはアメリカG1勝ち。祖母の兄弟にアメリカG1を4勝のPlugged Nickle、アメリカG3勝ちKey to the Bridge。
3代母の兄弟にアメリカG1勝ちGay Missile、アメリカG1勝ちSauce Boat、アメリカリーディングサイアーのRaja Baba。
これはとんでもない良血で、イクスキューズやウインキートスくらいでは物足りなく感じるレベルですね。
配合評価:E
父ゴールドシップはステイゴールドの俊敏性と持久力が武器だと思うのですが、ポイントフラッグはあまりポテンシャルを感じない配合で、ちょっとここまで成功してくれるとは思ってなかったです。
母イクスキューズはアメリカの名血なのですが、ボストンハーバー×クリスティキャットの配合はやや俊敏性に欠けるところがあります。
このあたりがうまくかみ合ったのがウインキートスなんでしょうが、再現性が高い配合とは思わないですかね。
配合が良いとは全然思いませんが牝系は間違いなく超A級なので、今回も大物を出す可能性は無きにしもあらず。
№31.ウインプルミエの20
父:ロージズインメイ
募集総額:1000万円
性別:牝
評価:E
牝系評価
初仔。
母の兄弟に重賞3勝のシルクメビウス、G3勝ちのウインガニオン。
祖母の兄弟に重賞勝ち馬は無し。
3代母の兄弟に重賞勝ち馬は無し。
祖母チャネルワンがパワーと心肺機能の塊でこの馬から急に活躍馬が出ています。
今後も注目です。
配合評価:E
父ロージズインメイは割とバランスタイプなんですが、持久力を伝える血が無くここを母方から補うのが必須です。
俊敏性もあまり高くない方です。
なので母父ステイゴールドはサンデー譲りの俊敏性と持久力を持っており悪くないと思います。
母母チャンネルワンはアメリカンなパワーと心肺機能を伝えるのでうまく組み合わせればダートの重賞級がでる可能性はあります。
確率が高いかと言われればそんな感じはしないですが。
№32.ギガンティアの20
父:シャンハイボビー
募集総額:1700万円
性別:牝
評価:E
牝系評価
11番仔。
兄弟に重賞勝ち馬は無し。
母の兄弟に重賞勝ち馬は無し。
祖母の兄弟にイギリスG1勝ちのポエツヴォイス、Jpn1勝ちのゴールドティアラ。
3代母の兄弟にアメリカG1勝ちのChief Honcho。
近い代から重賞勝ちは出ていませんがまずまずの良血といったところですね。
配合評価:E
父シャンハイボビーはアメリカ2歳チャンピオンだが3歳以降は大レースには勝てなかった早熟タイプ。
配合的にはアメリカによくある持久力が弱点のバランスタイプ。
母方にはHyperion色の強い持久力タイプが良いが、残念ながら母ギガンティアも持久力が弱点なタイプ。
特にギガンティアはかなりのポテンシャルを秘めた配合だけにもったいないな~という印象。
№33.コスモネモシンの20
父:ゴールドシップ
募集総額:1500万円
性別:牝
評価:E
牝系評価
5番仔。
兄弟に重賞勝ち馬は無し。
母コスモネモシンはG3を2勝。
祖母の兄弟に重賞勝ち馬は無し。
3代母の兄弟にイタリアとドイツでG1を3勝のクツブ。
母は重賞2勝の活躍馬ですが、ピカピカの良血といった感じではないですね。
配合評価:E
父ゴールドシップは俊敏性と心肺機能に弱点があります。
俊敏性はhaloクロスやTom Foolで補い、心肺機能はRibot系で補うのが成功パターン。
本馬の場合母コスモネモシンはゼンノロブロイ×Singspielで俊敏性は申し分無いのですが心肺機能を補うことができていません。
ちょっとどうかな~という配合です。
全体的に配合が良い馬は牝系がもう一つ、牝系が良い馬は配合がもう一つで抜きんでてこれだ!という馬はいないんですが、走る可能性はあるな…といった馬はかなり多かったです。
今回はこんなところです。
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