【種牡馬】ルーラーシップの成功パターンは?その2

引き続きルーラーシップの成功パターンを考察していきます。

その1では最も重要な「サンデーサイレンス+ナスキロ血統」について見ていったので、今回のその2ではその他のパターンを見ていきます。

まずはルーラーシップ産駒のポイントをおさらいしておきましょう。

1.サンデーサイレンス
2.ナスキロ血統
3.スペシャル牝系
4.ニジンスキー

その1の記事でも書きましたが、ルーラーシップ産駒のG1馬、G2馬は全て「サンデーサイレンス+ナスキロ血統」を持ってます。

なので今回のパターンは全てG3勝ちまでの馬です。

まぁそれでもそれなりの傾向が出ているのでおもしろいかな、と思いますよ~。

それではいってみましょう!

サンデーサイレンス+スペシャル牝系orニジンスキー

スペシャル牝系とニジンスキーもルーラーシップと相性の良い血統ですね。

ちなみにスペシャル牝系についてはコチラの記事で解説してますので、よろしければどうぞ。

ノーザンダンサーとのスペシャルな関係。ヌレイエフとサドラーズウェルズ、ちぢめてヌレサド。

フリームファクシ

G3きさらぎ賞勝ちのフリームファクシ。

出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

3代母の父がスペシャル牝系のヌレイエフ。

そして母父スペシャルウィークなので、青色サンデーサイレンスと茶色ニジンスキーがあります。

母父スペシャルウィークはフリームファクシの他ディアンドル、ホウオウイクセルと3頭の重賞勝ち馬を出していて、相性の良い血統ですね。

ディアンドル

G3福島牝馬ステークスを勝ったディアンドル。

出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

こちらもフリームファクシと同じ母父スペシャルウィークで、さらにスペシャル牝系がある点も同じ。

こちらはフェアリーキングですね。

ホウオウイクセル

もう1頭の母父スペシャルウィーク。

G3フラワーカップを勝ったホウオウイクセル。

出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

こちらはスペシャル牝系は無いんですけどね。

フェアリーポルカ

福島牝馬ステークス、中山牝馬ステークスとG3を2勝したフェアリーポルカ。

出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

こちらはサンデーサイレンスとスペシャル牝系ヌレイエフの組み合わせ。

ナスキロ血統+スペシャル牝系orニジンスキー

続いてサンデーサイレンスを持っていないパターン。

ルーラーシップ産駒の重賞馬20頭中サンデーを持っていないのは3頭だけなので、かなりレアケースです。

それでもナスキロ血統やスペシャル牝系、ニジンスキーといった好相性の血統はあるんですよね~。

ディスペランツァ

G3アーリントンカップを勝っているディスペランツァ。

出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

紫色サドラーズウェルズはスペシャル牝系。

そして黄色のサーアイヴァーは父がサーゲイロード、茶色のイルドブルボンは父がニジンスキーです。

この血統表だと見えないので、見えるように母ルパンⅡの血統表を載せておきます。

出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

ハッシュライター

オーストラリアでG3のニューカッスルゴールドカップというレースを勝った異色のルーラーシップ産駒、ハッシュライター。

出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

こちらは母スターオブサファイアがエーピーインディとゴーンウエストというナスキロ血統を2本持っていて、さらにニジンスキーもクロスで持っていますね。

特にエーピーインディはシアトルスルー、セクレタリアト、サーゲイロードとナスキロ血統3本持ちで、やっぱりルーラーシップは海外でもナスキロですなぁ、という感じ。

エーピーインディとゴーンウエストの血統表を載せておきます。

出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/
出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

その他のパターン

あとははじめに挙げた4つのポイントの内、1つしか当てはまっていないパターン。

残りの2頭ですね。

パッシングスルー

G3紫苑ステークスを勝ったパッシングスルー。

出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

クロフネの父の母ミッテランがナスキロ血統。

母父クロフネはリオンリオンと同じです。

ただリオンリオンは母母父がサンデーサイレンスだったけど、こちらの母母父はシアトルスルー。

さらにナスキロ血統を足しているパターンですね。

グロンディオーズ

3400メートルの長距離G3ダイヤモンドステークスを勝ったグロンディオーズ。

出典:JBISサーチhttps://www.jbis.or.jp/

こちらはサンデーサイレンスくらいしか相性の良さそうな血統は無いかな…。

まとめ

はい、という訳でルーラーシップ産駒の成功パターンを検証していきました。

改めて思うのはサンデーサイレンスとの相性の良さですかね。

重賞勝ち20頭の内17頭がサンデーサイレンスあり。

もうここから選んでいくしかないよね。

ルーラーシップ自身はサンデーサイレンスを持ってないですけど、逆に言うとサンデー無しでこれだけの競争成績を残してるとも取れる。

ここにサンデー入れればそらそうよ、ってことですな。

あとはナスキロ。

これは多分ですけどルーラーシップの4代母パロクサイドと3代母シャダイフェザーの血統と相性が良いのかなぁと見てます。

パロクサイドはザテトラークの5×5、シャダイフェザーはテトラテマの4×5だもんね。

さらにナスキロの中でもとくにセクレタリアト、サーゲイロード兄弟とは相性バツグン。

こちらは10頭が該当。

これはなんでなのか、わかりませんけど。

誰かわかる人教えてくださいー。

という訳で、以上になります。

最後まで読んで頂いてありがとうございました!

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