引き続きキャロットクラブの募集馬を血統分析していきます。
今回のその4ではディーパワンサの23、シャンブルドットの23、カイカヨソウの23についての分析です。
まだカタログや測尺などの情報が出ていないので最終評価は付けていませんが、血統表を見て気になる馬を挙げていきたいと思いまーす。
それではよろしくどうぞ!
※全頭評価ではなく、高評価の馬だけを紹介していくスタイルでやってます。また、各馬の評価はあくまで私の個人的見解ですので、出資は自己責任でお願いします<(_ _)>
2024年キャロットクラブ募集馬評価その4
№21.ディーパワンサの23
父:ナダル
募集総額5000万円
性別:牡
母年齢:9歳
こちらはオークス馬シンハライトを出したシンハリーズの牝系ですね。
母ディーパワンサもG1阪神ジュベナイルフィリーズ4着の実績があります。
この母がすんごい血統で、ヘイロー≒レッドゴッドのニアリークロスを4×4·4·5と4本も持ってます。
さすがに次は別の方向性の血統を合わせたいなぁ、というところ。
なので、父ナダルは良いんじゃないでしょうか。
サンデーサイレンスはもちろんヘイローやサーアイヴァーも無いし、ミスプロ4×4に母父プルピットでアメリカンパワー+柔軟性が強そうな血統構成。
ディーパワンサの強いインブリードを緩和させる働きがありそうです。
№25.シャンブルドットの23
父:アルアイン
募集総額2400万円
性別:牡
母年齢:7歳
祖母マルチカラーウェイヴからはフランス1000ギニー馬イルーシヴウェイヴが出てます。
父アルアインはディープインパクトの後継種牡馬ですが、その母父はエッセンオブドバイでアメリカ系ナスキロ、エーピーインディの系統です。
なのでアルアインの相手としては俊敏性と持続力、例えばヘイローとかハイペリオンとかを入れていきたいですかね。
初年度の代表産駒、G2弥生賞勝ちのコスモキュランダはヘイロー≒サーアイヴァーの4·6×4·5ですしね。(アルザオの母父がサーアイヴァー)
じゃあシャンブルドットはと言うと、5代目にラーイ、4代目にマキャベリアンが2本とレッドゴッド。
おーこれはヘイローのニアリークロスが何本あるんだ。
5本か。
なんにせよコスモキュランダと同じ方向性の血統構成ではあると思います。
期待大!
№28.カイカヨソウの23
父:クリソベリル
募集総額3000万円
性別:牝
母年齢:13歳
母カイカヨソウは地方重賞を6勝。
そして父がクリソベリル。
どちらもキャロット出身のダート活躍馬ですよね~。
この2頭、共通点はキャロット出身ダート馬ってだけじゃなくて、血統の軸がミスプロ+スペシャル牝系という共通点があります。
ミスプロ+スペシャル牝系と言えば、望田センセイがおっしゃっているダートの黄金トライアングル配合ミスプロ+ロベルト+ヌレイエフですね!
ちょっとカイカヨソウの23の血統表を見てみましょう。
ガチャガチャ色付けすぎで見にくいんですが、まずは紫色のヌレイエフ、エルコンドルパサー、フェアリーキングとオレンジ色のミスタープロスペクターに注目。
見事に黄金配合を継続していってますよね。
それからサンデーサイレンスとマキャベリアンの俊敏性、フォールアスペンの持続力で全体バランスも良しと。
んー走りそう。
まとめ
ディーパワンサの23
1.シンハリーズの牝系。
2.かなり偏った血統構成の母に対して全く別の方向性の血統であるナダルを持ってきたのは◎。
シャンブルドットの23
1.祖母はフランス1000ギニー馬を輩出。
2.アルアインの代表産駒コスモキュランダと同じ方向性の配合。
カイカヨソウの23
1.母は地方重賞6勝。
2.ダート黄金トライアングル配合を継続。
3.フォールアスペン、マキャベリアンでバランスも良し。
今回はこんなところです。
次回もよろしくお願いしまーす。
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